中国の経済情報誌「財経」が8月31日に貴州省で起きた臓器売買事件を掲載しました。この事件は、35歳のホームレスの男性が何者かに殺害され、全ての臓器が取られた状態でダムに遺棄されていたという残忍な事件です。今回、逮捕された医師三人は広州市中山大学第三附属病院肝臓移植センターの医師で、殺人に関与したとして逮捕されました。ただ、医師らは、臓器の売人から30万元で臓器を買い取ったということなので、殺人に関与したかは定かではないようです。
「財経」はこの事件の報道をきっかけに中国当局から取り調べの処罰を受け、中共中央宣伝部は事件に関する報道を全て禁止するという報道規制を中国国内メディアに勧告しました。もちろん、この事件に関するインターネット上の書き込みも当局によって随時削除されているようです。
中国では臓器売買が比較的多いです・・・というのは表現が違いますね。中国では「臓器狩り」は「当たり前」です。
たとえば、中国政府は法輪功学習者の死体から、もしくは生きた体から臓器を抜き取っていますし、今回の事件に似たようなもので、身寄りのない人を殺害し、臓器を抜くという事件もたくさんあります。
中国では、これまでに腎臓、肝臓などの臓器移植総数が10万551件に達しています(今年8月開催:中国臓器移植専門家会議での発表より)。しかし、中国国内で2003年から今年の5月までの約6年間、本人の遺志に基づいた臓器提供は、わずか130人しかいません。これだけ見ても、「10万件」という異様な数字に疑問を抱きます。
衛生部の黄潔夫副部長によれば、臓器提供の65%は死刑囚からだそうですが、これでも「10万件」への疑問は払拭し切れません。
疑問だらけですね。結論をいえば、こうなります。
「法輪功学習者やその他非合法なところから臓器を抜いているから「10万件」いくのです」
死刑囚から臓器を抜いたと言いますが、当局の公表を見ると、2000年から2005年までの5年間で死刑が執行された人数は9696人で「10万件」には程遠いです。しかも、9696人全員の臓器が移植用にされたとしても9696件の臓器移植が発生するわけではありません。適合できる臓器はごくわずかなのです。
この「10万件」という数字は不透明な臓器提供がほとんどだということです。
国家が臓器狩りをしているという現状を知ってから中国を見るとまた違う見方ができるでしょう。
「なんてひどい国なんだ」と。
中国では多くの場合、頭を銃で撃ち抜く処刑方法を採用しています。これは、臓器が傷つかないからです。大切な「商品に傷が付くなんてもっての外」なんでしょう。
こんな国が図々しくも近代国家の世界に参入しようとしているのです。