-最近、ハリウッド映画の吹き替えをタレントが担当する場合が多く見られるようになった-



 本当の映画好きならば、最近のタレント吹き替えに嫌気がさしていることだろう。

ここでは、タレント吹き替え問題を07年に日本公開されたアメリカの大人気アニメの劇場版『THE SIMPSONS MOVIE』を例にまとめていく。


 シンプソンズを大好きな人なら知ってる話であり、今までにないほどの怒りを覚えたであろう『THE SIMPSONS MOVIE』の日本語吹き替え声優問題。
 要約すれば、長年テレビ放送で声を担当していた声優ではなく、声優の技術なしの下手な(シンプソンズの世界に合わない)タレントが映画の吹き替えをした、となる。

 吹き替え担当が発表された時、マージを和田アキ子が、リサをベッキーが担当など我々ファンにしてみれば「まさか」の上をいく驚きであった。

(べッキーは「シンプソンズ好きなので、頑張りたい」というようなことを言っていたが、「本当のシンプソンズ好き」ならば、吹き替えを断り、今までの声優でやってくれと言い返すのが普通である。)
 吹き替えのキャスティングした配給元のワーナーブラザーズは、「日本の楽しい家庭をイメージしてキャスティングした」と言っていたが、日本の楽しい家庭=お母さんが和田アキ子なのか?という疑問がある。
そもそも、アメリカのアニメに日本の楽しい家庭のイメージなど必要ない。
このタレント起用は、ファンを無視した行為としか思えず、多くのファンが同社に直接抗議をした。

私も抗議をした一人である。


 また、全国の上映劇場中 9割は吹き替え版しか上映しないという前代未聞の事態。

日本のワーナーは頭がおかしくなってしまったと思わざるを得なかった。

ジブリが天下を取っている日本でアメリカで大人気のシンプソンズが注目されるわけがない。

(「CCレモンのやつ」という”薄い”知識しかシンプソンズファン以外は持っていない)

それを予想できれば、吹き替え版よりも字幕スーパー版を9割にすべきではなかったのか?

というよりも、どうやってもジブリに勝てない日本の市場で、わざわざタレント起用で話題(結局、評価の声は一つもなく抗議しかなかったが・・・)を作ろうとした意味がわからない。

 最近、映画の吹き替えにタレントを起用することが多いが、声優とテレビタレントはフィールドが全く違う。
テレビタレントは、身振り手振りでも表現できるし、演技が下手でも顔がよければチヤホヤされる。
声優は自分の声だけで様々を人物の様々は感情を表現する。
もちろん、本当に巧い俳優や女優なら声優もできないことはないが、今テレビにあふれているのは、お笑い芸人や歌手、グラビアアイドルなど「にわか俳優」「にわか女優」ばかりだ。
そんな人たちが日本のアニメならまだしも海外のアニメの吹き替えをするのはおかしい。
日本の映画業界も廃れてきていると感じている人は私だけではないはずだ。

 もし、みなさんの中で、吹き替え版で映画を見ている人がいれば、「吹き替えしか見ないのに、映画好きとか言わないでくださいね」と言いたい。