子宮外妊娠でしたシリーズがものすごく長くなってしまって申し訳ないです
自分でもここまで長くなるとは・・・
もう少しで完結しますので、それまでもうしばらくお付き合いいただけたらと思います
のつづきです
先生との話しも終わり、母が診察室に入ってから、今までクリニックで受けた検査結果データを全て小野先生に見ていただきました。
※夫に家から持ってきてもらったもの
私が気がかりだったのは、2度の流産と今回の子宮外妊娠との関連性。
そして、不育症の検査をもっと細かいところまで受けたほうがいいのか。
(先生は不妊治療と不育症の外来をやっているので、これはチャンスだと思い聞きました)
先生に聞いたら、「流産と子宮外妊娠の関連性は全くない!全然別物」とキッパリ言っていただきました。
小野先生は、今までの着床から流産までのhcg値、胎嚢の大きさ、不育症の血液検査結果等も全てじっくり目を通して丁寧にチェックしてくれました
小野先生曰く、
そもそも、過去の流産だって、流産に含まなくてもいいレベル。
判定日のhcgが30超えてなかったら、もう最初からダメなレベルだから。
hcg反応が出ちゃったから薬を続けていただけであって、言い方は悪いけど、最初から先が見えていたこと。
最初の着床は判定日にhcg40出たけど、そのあとに急激に伸びが悪くなっている。
最終的に9週で流産ってことになってるけど、あくまで週数を数えたから9週になっただけで、胎嚢の大きさ的には5週くらいだよ。
2回目の着床は、判定日にhcg15しかないから、最初から結果は分かっていた。
5週で胎嚢確認後に流産ってことになってるけど、ぶっちゃけ科学妊娠と変わらないからね。
不育症ってのは、順調に妊娠継続できてたのに、ある日突然流産してしまうのを繰り返してしまう人のこと。
あなたの場合は最初から順調とは言えず、終わりが見えていた状態での流産。
ある意味、なるべくしてなったこと。
今回は、子宮内に着床していたら、そのまま育っていたかもしれない。悲しいけどね。
皆、色んな事に病名をつけたがるけど、そんな事する必要ないよ。
あなたが私の患者だったら、不育症には含まないよ。
どうしても検査したいならやってもいいけど、する必要はない。
言い方はもっともっと優しくマイルドだけど、こんな内容のことを話してくれました。
私は時折質問を織り混ぜながら、うんうん。確かに。と聞いていました。
そして最後に
今胚盤胞4つ残ってるんだよね?
33歳でしょ?
なら、今が一番卵ものってるよ!
大丈夫!この4個で絶対妊娠できるから!
100%妊娠できるよ!
絶対大丈夫!!
と力強く言ってくれました。
この言葉を聞いた瞬間に涙腺が崩壊して泣いてしまいました
ずっと欲しかった言葉。
でも、家族や友達、誰に言われても心に響かなかった言葉。
知識があり、経験があり、実績があり、慰めだけの言葉ではないと思えるからでしょうか。
私の心の奥の奥まで、深く突き刺さりました。
もちろん、だからと言って必ず妊娠できるかは分かりません。
でも、誰でもない、先生に言って欲しかったんだ。
終わりが見えない治療だからこそ、終わりを示して欲しかったんだ。
と、後から考えて気づきました。
私が泣き始めて、母も一緒に泣いていて、先生が慌ててティッシュを持ってきてくれました
それからは、私が落ち着くまで待ってくれ、何度も私に他に聞きたいことがないか確認してくれて、忙しい中、私が満足するまで時間を作ってくれました。
今回の子宮外妊娠、心身ともに辛いことだらけだったけど、私にとっては素敵な先生との出会いがありました
失うものがあれば、得るものもある。
これから先、治療を続けようかどうしようかそんな事を考える気力もなかったけど、先生にいただいた言葉を胸に、また頑張っていこうと思います
明日はいよいよ退院の日