婚姻手続きに関して。 in フランス ⑥ 〜市役所〜 | 南仏マルセイユでマタニティライフ・・・と、その後。

南仏マルセイユでマタニティライフ・・・と、その後。

2012年12月初旬、ワーホリにて渡仏。
2013年、すぐに妊娠発覚で男の子を出産。
2016年、出会って12年目にして南仏男と結婚。
国際結婚、第2章がスタートです!!

前回、
Notaire(公証人)の立会いのもと、
「婚前契約(accord prénuptial)」を交わし、いよいよ
手続き予定日に市役所へ出頭。

長かった書類集めもこれで一段落か?と思うとホッと胸をなでおろすばかり。

そんな、市役所への出頭日
rendez-vous(
ランデヴー)・・・。

不備がないかと緊張の面持ちで書類提出。

その際
、彼のtémoinsテモアン)の書類を見て手が止まる付のマダム。



「ギオム!?」

彼:「はい。小さい頃からの友達です。」

受付マダム:「・・・見てみて!ギオムよ!!」

っと、周りの同僚マダム達とわいわい。

実は、彼の友達のママンが私たちの手続き管轄エリアの市役所で働いてる人で、その息子。

その息子は人脈の強い市役所関係から紹介される仕事に就いているので(いわゆるコネ?)みんな知ってる様で、

マダム達:
「ギオム、誕生日祝いに友達と今、タイやシンガポールのアジア旅行へ行ってるわね~。」っと。

彼:「はい、私の兄と!」

マダム達:「えっ!?そうなの~」っと、一気に場が和む。

私たちが初めに手続き書類をもらいに来た時と∑(-x-;)大違い!!
あまりに、にっちもさっちも行かず領事館で怒られた・・・その時の記事はこちら
って、事があっての今回の書類提出。


(  ゚ ▽ ゚ ;)、なんなんだ!この違いは・・・。

って、事で市役所嫌い病からひとまず何とか抜けられそうです。苦笑

そんな、こんなで無事に済んだ書類提出。

ここから、しばらく市役所前に私たちの名前が張り出され(公示)私たちの結婚に意義がなければ晴れて結婚手続き出来る正式な日取りが決まる。っという。

あれ?気づきません???

この日が入籍日じゃないんです。

正式に決まるのはこの後、テモアン(証人)立会いの元、
市長さんの前で結婚宣言して晴れて婚姻した事が認められ私たちの入籍日になります。
※ちなみにフランスは日本のような「戸籍」とかないので入籍日=大切な結婚記念日。っていう概念はないらしい。

な、なんて面倒臭いんだ~~~~!!!

って、事で結婚式に向けていろいろと準備が本格的に始まりました。

その、宣言式(結婚式)は今年の夏になる予定です。
でわぁ~~~。



《提出書類のまとめ》

《フランス人側》

※初婚の場合

●Les fiches de renseignements/
手続き記入書類各種。

République France/身分証明書のコピー

●結婚の公示の際にお願いする証人のリストと身分証明書のコピー(フランス人側はパスポートかRépublique France/身分証明書でOK)


●Attestation D'hebergement/居住証明書
※本当は
当事者どちらかのでいいらしいけど私が外国人なので彼は明確に細かい内容をいちいち?Wordで自分、私、息子の書類を作成してサインしてたかな。
これ・・・、
《重要》そもそも、外国人、難民、移民はフランス社会で手続きする際にすご~~~く重要視されている”居住地”。日本でいうと住民票?
これは、不法滞在者が多い人達を制限したり・・・。まぁ、細かくいうと長くなるのでそこは割愛。
ただ、フランス社会で生きていくためには絶対に住んでいる場所が明確にされていないと難しい。だから、彼は自分で作っていました。本当は銀行や電気代の明細書とかで証明出来るのですが名義が彼の名前なので~っていう事もあって。いろいろ切り抜ける方法があるらしい。》

こ~いうところ抜かりない。らしい。

●結婚の公示の際にお願いする証人のリストと身分証明書のコピー(パスポート&République France/身分証明書)

●Avis
D'd’impôt/税金証明書のコピー


・・・以上です。たぶん。
もしかすると彼の方はまだ他にもあったかも。
すでに曖昧
参考にされる方すいません

《日本人側》


●Les fiches de renseignements/
市役所から事前に頂いた手続き記入書類各種。

●出生証明書 Acte de Naissance
●独身証明書 Certificat de Celibat
●慣習証明書 Certificat de Coutume
●戸籍謄本 (アポスティーユ付;3ヶ月以内に発行されたもの)
→結局、私たちの管轄の市役所ではアポスティーユさえ付いていれば法定翻訳家による翻訳はしなくてもよかったです。
※この法定翻訳家への翻訳代が結構するので有難いです。
でも、管轄エリアによっては提出を求められる場合があるらしい。
聞いた話だとやっぱり住むエリアが危ない地域・・・移民、難民が多いところでは提出書類も厳しい様です。
だから、わざわざ住んでいる管轄エリアではない市役所を選んで結婚式をする人もいるのだとか。

↑いずれも原本。コピー不可。


●結婚の公示の際にお願いする証人のリストと身分証明書のコピー(パスポート&滞在許可証)

●私のパスポートと滞在許可証のコピー

●Attestation D'hebergement/居住証明書のリストと証明書


●Avis D'd’impôt/税金証明書
※これは大体フランスに滞在していると9月過ぎに毎年配布される書類です。
これ、いろんなところで提示を求められます。
いかに、税金を国に納めているかが重要なんだと思い知らされる場合が多々ありました。

余談ですが、
婚前診断書(健康診断)が必要な人もいる様ですが私の場合はすでに滞在許可書を得るためにOFIIで健康診断を受けているからか?
提出書類の中にはありませんでした。

《共通》
●Notaire(公証人)の立会いの際に頂いた婚前契約(※この際は仮で当日に本物にサインするらしい。そして、厳重に保管されるのが義務らしい。さすが、紙(契約書類)社会。)



以上です。
住む街、エリアで提出書類が変わってくるので注意が必要です。
そして、特に政権が変わると新たに提出する書類、不要になる書類、いろいろのあるので2016年2月での書類提出になります。




次回は・・・
結婚式のドレスについて。