藻原寺 【茂原市】 | マスミチャンのブログ 神社・仏閣を訪ねて

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茂原市にあります
藻原寺  (そうげんじ)  に行きました。

「日蓮門下お題目初唱之霊場」と称される
日蓮宗の本山(由緒寺院) です。


入口にあります  山門が、印象的です。

昭和8年(1932) に建造された コンクリート製
の多宝塔のような 山門
茂原市のランドマークとも呼ばれ 
高さは  25m
何とも 今までに見たことの無い
変わった形の山門です。



鎌倉時代の中期、建長5年(1253) 日蓮聖人は
清澄山で初めて「南無妙法蓮華経」とお題目
を唱え、法華経の信仰をお説きになられまし
た。しかし、清澄山を追われ、鎌倉へ向かわ
れる途中、笠森観音堂にお泊まりになってい
た時、藻原の領主・斉藤兼綱公の夢枕に観音
様が現れ、同じく霊夢を感じた須田時忠公と
共に観音堂へ駆けつけ聖人を藻原にお迎えに
なりました。
日蓮聖人は、この藻原の地で法華経とお題目
の修行をお説きになり、兼綱公らは、みな
聖人の教えに従い、共にお題目をお唱えした
と伝えられています。
故に「日蓮門下お題目初唱之地」と称されて
います。
その後、建治2年(1276) 兼綱公は、領内に
法華堂を建立し、日蓮聖人を開山と仰ぎ
常楽山 妙光寺」の名を賜りました。

後に、徳川家康公よりいただいた朱印状に
「藻原寺(もぱらでら)」とあったことより
藻原寺」と称するようになりました。


妙光寺の第二祖 日向聖人は、
身延山の第二祖となりましたので、
東身延 とも 称されています。

 
大堂  (祖師堂)

開山・日蓮聖人生身の御影(御尊像)が
祀られています。




大堂の見事な彫刻は、2代目 波の伊八の作
とのことです。



常在山  藻原寺
       宗派      日蓮宗
       寺格      本山 (由緒寺院)
       本尊      三宝尊
       住所      茂原市 茂原 1201


鐘楼堂
貞享4年(1688)の建立の美しい鐘楼堂です

石仏・釈迦牟尼仏立像
元禄4年(1691)建立
胴部でつなぎ合わせた石仏は、手を合わせ
合掌しています。


華経殿
日蓮聖人の守護神「華経房さま」がお祀り
されています。

仏殿


お堂とお堂の間は、朱塗りの橋でつながって
背後の木々によく映えとても綺麗です。



書院
寺務所
御首題は、こちらでいただきました。

開基堂



入口の山門の大きさに 最初から驚いた
藻原寺ですが、
もう一つ 驚いたのが、駐車場の端にある
大きな 大きな 日蓮聖人の銅像の頭部 です。

頭というのか、胸から上の日蓮聖人さまの
大きさは、4m
こんなに 大きなお顔の日蓮聖人さまが
なぜ ここに?



藻原寺では、日蓮聖人大銅像の建立の計画
があり、当初は2013年完成を目指して
いましたが、諸事情で遅れていて、
日蓮聖人の頭部を駐車場に仮に安置したと
のことです。
完成すれば、20m、台座を入れると32m
の大きな 日蓮聖人の大銅像となる予定だ
そうです。

こちらのは、
大銅像の 1/10 の大きさの
日蓮聖人さまの像です。


2021年完成を目指しているとのことで
ちょっと その大きさは、想像もできませんが
完成を楽しみにしたいと思います。

御首題