観福寺 (香取市山倉) | マスミチャンのブログ 神社・仏閣を訪ねて

マスミチャンのブログ 神社・仏閣を訪ねて

都内近郊の御朱印を求めて、神社や仏閣を訪ねています

香取市にあります  観福寺に 行きました。

香取市の観福寺といえば、佐原にある
「日本厄除け三大師」の一つで、伊能家のお墓 のある 観福寺が知られています。
香取市には、もう一つ 観福寺があります。
今回訪ねたのは、
京都から東の地にある「第六天」の総本山で「山倉様」と呼ばれ信仰されている 観福寺。
関東88ケ所霊場 第45番札所となっています。



 
弘仁2年(811)、天台宗の開祖、伝教大師最澄
が聖観世音菩薩を勧請し、後、弘仁5年(814)
弘法大師が41歳の時、巡錫の折りに、疫病に
苦しむ村民を哀れみ、この霊跡に大六天(他化
自在天)と子育子育観世音菩薩(荒彫り)を勧請
したと言われています。
90座の修行満願の日、村人が川で鮭をとり、
大師の元へ持っていくと、大師は本尊へ供え
たあと村人に与え、病魔は退散したと言われ
ています。
弘法大師により、
「苦厄除き抜苦與樂の根本一大霊場」と
定められた  参拝寺院です。

本堂は、道路から石段を上がった 小高い所に
ありました。
本堂でお参りをしたあと、境内で作業をして
いた御住職にお会いしました。
御住職が、本堂の前に後ろ向きに立って階段の
方を見るようにと言われました。
境内の参道、石段は、八方除け・厄除けになっているとのことです。

一般的に山門から本堂まで、まっすぐなお寺
が多いのですが、こちらは、微妙にずれてい
ます。



少しずつ曲がっています。
写真では、分かりにくいですね、

方位学に基ずいて建てられているそうです。
写真を見ても平行感覚が、無くなってきます



そして、石段は、厄除けになっています。
道路から 「13段、男女の厄」
次の「5段、自分自身の五体清浄の清めの段」
その次は、
「男女の厄除け  33才/女性・42才/男性」
本堂の前の木製の段は「6段、六根清浄」

何気もなく上がった石段、八方除けと厄除け
のとても奥の深いものでした。
御住職に会わなかったら、何も気付くことなく
帰ってしまったことと思います。
不思議なパワーを感じました。


本堂

山倉山  観音地院  観福寺

宗派     真言宗豊山派
本殿     聖観世音菩薩
             大六天
             子育子育観世音菩薩
札所     関東88ケ所霊場 第45番
通称     山倉さま
住所     香取市山倉1934-1
        

御本尊の「大六天」は、弘法大師が勧請し、
近くの山倉大神の本殿の奥の間(宮殿)に勧請
されていました。
観福寺は、別当として山倉大神に出向いて
祈祷をしていたとのことです。
山倉大神は、第六天の総本山として、多くの
信仰を集めていましたが、神仏分離により
御本尊は明治2年に観福寺に移され、観福寺が第六天の総本山となっています。


本堂の奉納絵馬


こちらの絵馬、凄いです


 


本堂の右奥には、33観音も祀られています。





仏足石


修行大師像



関東88ケ所霊場になっていますので、
こちらのお堂で御朱印をいただきました。


御朱印