石堂寺(南房総市) | マスミチャンのブログ 神社・仏閣を訪ねて

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都内近郊の御朱印を求めて、神社や仏閣を訪ねています

千倉の道の駅の案内コーナーに石堂寺の
名刺がありました。
食堂、土産品、レジャー施設の案内の中、
ただ一つ、お寺の案内があり、一枚取り
早速車のナビを設定して石堂寺へ向かい
ました。


小高い山の中にある駐車場に車を止めると
重要文化財の標識。
境内全域が、環境保全地域となっているみたいです。

菜の花も咲き始めていました。


石堂寺は、南房総で、一番古い寺院で
「長安山 東光院 石堂寺」と言います。

今から約1300年前、奈良の僧恵命・恵照が
秘宝アショカ王塔を護持して草庵を結び祀ったのがはじまりと言われ、その後726年
行基菩薩が堂宇を建立したとのことです。
当時は、石塔寺といい、851年には、
慈覚大師円仁がこられ、七堂伽藍を造営し天台宗の寺となりました。
1486年に不幸人気、全山が消失し、50年後
室町時代に本堂、多宝塔などが再建されて
います。
その時に再建された  本堂・多宝塔・薬師堂、そして御本尊の十一面観世音菩薩像は国の重要文化財に指定されていて、他にも
多くの文化財があります。
室町時代末期、足利頼氏を養っていたため
頼氏の幼名石堂丸に因み寺名を石堂寺と
改称したとのことです。

本堂(重文)









多宝塔(重文)

鐘楼

白寿六地蔵尊



山王堂

太子堂

宝篋印塔

文化財のお堂がたくさんあるのですが
この日は、冷たい雨のため、写真がぶれて
しまいました。残念です。




薬師堂(重文)


境内


客殿(寺務所)


石堂寺には、「波の伊八」こと
初代武志伊八の彫刻があります。
(高塚不動の本堂でも伊八の彫刻を見せて
もらいました。伊八は、鴨川の生まれのため、房総には多くの作品があるようです)

かつては、多宝塔の各面の壁にありましたが、今は、取りはずされて客殿内にありました。料金を支払い見学させていただきました。
伊八の彫刻作品も重要文化財とのことです

写真撮影は、禁止となっていますので
作品のポストカードを購入しました。

素晴らしい彫刻です



こちらもポストカードより





御朱印


御神木

樹齢1000年と言われる御神木。
凄い生命力です





偶然に立ち寄りました 石堂寺ですが
多くの文化財があり、お寺の長い歴史を
感じました。
そして、客殿の伊八の彫刻。
間近に目にすることができ、とても、贅沢な時間を持つことができました。