円融寺(目黒区) | マスミチャンのブログ 神社・仏閣を訪ねて

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都内近郊の御朱印を求めて、神社や仏閣を訪ねています

目黒区碑文谷にあります  円融寺に行きました。
円融寺は、閑静な住宅地にある 天台宗の
古刹です。



平安時代の前期、仁寿3年(853)に慈覚大師
(円仁)によって創建されたとも言われ、
当時は、天台宗の宝善院法服寺と称していたとの事です。
創建から430年後の、鎌倉時代、弘安6年
(1283)に、日蓮上人の高弟日源上人により
日蓮宗に改宗され、寺号は、妙光山吉祥院法華寺と改めました。
日蓮宗の時代は、江戸中期まで続き、多くの末寺を擁した江戸近郊屈指屈指の名刹で
あったとのことです。
しかし、法華経の信者以外には、お布施を
受けず、施さずという不受不施の主義を堅持したため、江戸幕府より弾圧され、元禄11年(1698)に再び天台宗に改宗し、天保5年、山号を経王山文殊院円融寺と改めて
現在に至っています。

堀ノ内の妙法寺の祖師像、摩耶寺の摩耶夫人立像等の仏像は、日蓮宗から天台宗へ
改宗の際に、日蓮宗のお寺へ移されたと
言われています。
これらの仏像がここににあったかと思うと
当時の法華寺の繁栄がよくわかります

山門






経王山 文殊院 円融寺

宗派     天台宗  
本尊    釈迦三尊像
住所    目黒区碑文谷1-22-22



山門、仁王門、釈迦堂、阿弥陀堂が
まっすぐに並んでいます。





仁王門






鐘楼

梵鐘は、寛永20年に鋳造されたもので
国の重要美術品とのことです


釈迦堂です。
室町時代初期の建立と言われ
東京都区内最古の木造建築とのことです
国指定重要文化財となっています


釈迦堂(旧本堂)

境内の中央に優美な姿で佇んでいます




阿弥陀堂(新本堂)













日源上人五重石塔



















仁王門、鐘楼、釈迦堂等は、日蓮宗法華寺
の時の建築です。
江戸近郊屈指の名刹と言われた法華寺の当時の繁栄を知ることが出来ました。

御朱印



法事中のため、書き置きの御朱印をいただきました。