南蔵院・しばられ地蔵(葛飾区) | マスミチャンのブログ 神社・仏閣を訪ねて

マスミチャンのブログ 神社・仏閣を訪ねて

都内近郊の御朱印を求めて、神社や仏閣を訪ねています

葛飾区水元にある  南蔵院に行きました。
金町駅から20分くらいの住宅地にあり、
水元公園が近くにあります。
在原業平ゆかりのお寺と言われ、境内には
大岡裁きで有名な「しばられ地蔵」があります。


歌人 在原業平が、隅田川で舟遊をしたとき
船が転覆し多くの人が亡くなり、法華経を写経して塚に埋めたといわれています。
南蔵院は、貞和4年(1348)に林能法印により、塚の近く、在原業平が居住していた
業平の郷に創建され、その後、元禄11年
(1698)に吾妻橋近くに移り、関東大震災で
罹災して昭和4年に水元に移りました。


業平山 南蔵院  東泉寺

宗派   天台宗
本尊   釈迦如来
住所   葛飾区東水元2ー28ー25


南蔵院には、「しばられ地蔵」があります。

昔、日本橋の呉服屋の手代が反物を荷車に
積んで南蔵院の前で休憩をしていたところ
居眠りをしてしまい、荷車ごと反物を盗まれてしまいました。手代が奉行所に訴えると、南町奉行の大岡越前は、「門前にいながら盗人の所業を全て見ていた地蔵も同罪」として地蔵を縄で縛り奉行所まで市内引き回しました。人々はその後をついて
奉行所に入り野次馬で奉行所は一杯になり
越前は門を閉めました。そして勝手に奉行所に入るとはけしからんといわれ、罰として、各人反物を差し出すことを命じたとの
事です。集まった反物の中に盗まれた反物があり、盗賊は捕まり反物は戻ったと言われています。
そしてこの地蔵は「しばられ地蔵」と呼ばれるようになりました。
大岡越前守は、地蔵の霊験に感謝して地蔵堂を建立したとのことです。

山門




境内は、綺麗に手入れがされていて、山門の正面にしばられ地蔵尊が見えます。
他にも、お堂や石像などが見えました。




開運の鐘

一人一回、鐘をつくことができます



石灯籠とだ




るまの石像

出世牛

牛の石像に股がると出世するとの事です

地蔵堂としばられ地蔵







地蔵堂



地蔵堂の中

しばられ地蔵尊

高さ1m程の石のお地蔵様です
縄がぐるぐる巻きに巻かれています

盗難除、足止め、厄除けなどあらゆる願い事を効いてくれる霊験あらたかなお地蔵様
願いをこめて縄で縛り、願いが叶うと縄をほどくとのことです。

大晦日に縄解き供養をして、お地蔵様の
姿を見ることができるそうです。

聖徳太子堂



聖徳の松



本堂






水子地蔵尊



ののさま地蔵

井戸





水琴窟









南蔵院では、元旦日にだるま市が行われるそうです








お休み処


御朱印

書き置きの御朱印をいただきました

お地蔵様の絵本