フナらの特徴
どうもお久しぶりです。私の家のフナ達は相変わらず元気です。本日はフナたちを飼育していて感じた性格や生態の違いを解説してみようと思います。なお完全に私の主観と認識で記述を行うので間違っている点もあるかと思われますがご了承くださいまずはわがプラ船のボス「コイヘラ」!鯉とヘラブナの属間交配によって生まれた種です。属間交配は犬の雑種などとは違い属の違う生物間で起こる交雑のことです。ロバと馬の間に生まれたラバなどがこれに当たります。魚は属間交配が比較的発生しやすく、魚ではコイヘラ以外にもキンブナやナガブナなどと鯉の交雑で生まれたコイフナ(コイヘラもコイフナに含まれる)やヤマメとイワナの間に生まれた通称カワサバという魚もいます。属間交配で生まれた種はほとんどが生殖能力を持たず一代限りで終わってしまいます。このコイヘラも恐らくはそうでしょう。ですが中には生殖能力を保持し殖えることのできるコイフナもいるようです。金魚と交雑した例もあり、今は金魚としてはみなされなくなったブラックコメット、そして属間交配でありながら生殖能力をもつコイフナから生み出された小金錦という品種などがこれに当たります。(小金錦はずっと探し続けていますが作成された方がお亡くなりになってしまわれているようなので入手は絶望的でしょう…。)さて長くなってしまいましたが我が家のコイヘラ、鯉の血の影響かとても素早いです。各ひれはヘラブナのような形ですが体は鯉っぽい、しかし鯉の特徴のひげは小さいという鯉とヘラブナの中間的な姿をしています。餌は動物質植物質問わず色々なものを食べます。コイヘラは餌を投入したときには少しあとから食べに来ることが多いです。また金魚らとは違い上にパクパク餌を食べに来ることは少なく、沈んでくる餌を地面をつつきながら食べていることが多いです。これは鯉やフナにはよく見られる行動なのですが後述するヘラブナがあまり地面をつつくことがないので彼の場合は鯉の血が出た影響なのでしょう。鯉ほど乱暴ではなく、かといってヘラブナのようにビビりではないという良い距離感が他の魚と取れているようで、まさにプラ船の長にふさわしい雰囲気を醸し出しています。次にヘラブナ!ヘラブナは琵琶湖固有種のゲンゴロウブナを食用に品種改良した結果生まれたフナです。原種のゲンゴロウブナよりも体高が高い傾向があります。最近は釣りの客目的で放流などが行われ、各地で大増殖して問題になっていることもあります。個人的にもむやみな放流などには反対です。我が家の魚は逃がす気は全くないのでご安心ください。さてそして我が家のヘラブナですが、とてもおとなしく飼いやすい部類に入ります。というのもヘラブナは原種のゲンゴロウブナの影響がとても強く出ており、自然では植物プランクトンや水草を主食としています。食性を分けることによって他種との餌の競合を避けているようです。我が家のヘラブナも餌には食いつきますが放っておくとプラ船の表面に生えたアオミドロなどをかじっている姿を見ることができます。ただ珍しいことに彼のみがあまり底砂をつつくことがないのです。餌が落ちていればまぁ食べるのですが他の魚のように底砂をつつきまわすことはあまりありません。底よりも周りのほうがアオミドロなどがあって餌が多いためでしょうか?各ひれは他の魚に比べると少し長めで先がとがっています。(コイヘラも似たひれの形をしている)他の魚ともうまく共生できていてのんびりとした印象があります。ただコイヘラのように鯉の強い血が入っていないためか少しビビりです。次はギンブナ!彼らは日本にも普通に生息しているフナの仲間です。彼ら、いや「彼女」らは少し特殊な生殖方法をとることで有名です。それは「雌性発生」という生殖方法です。詳しいことはわかっていませんが、ギンブナはそのほとんどがメスで構成されています。彼女らはヘラブナやキンブナ、鯉、ドジョウなど、他種のコイ科の魚を見つけると、彼らと交配を行います。ですが彼女らの卵にとって他種のフナの精子は「卵が育つための刺激にしかなりません」。つまりはオスの遺伝子が卵に組み込まれないのです。結果生まれるのはほとんどが親のメスギンブナのクローンとなるのです。稀に何らかの不具合で他種や数少ないギンブナのオスの精子の遺伝子を組み込み生まれるメスやオスもいますが、それでも今日ではほとんどがクローンのメスのギンブナとなっています。私の飼育するものも恐らくそうでしょうね。さてさてギンブナの彼女ですが活発でよく周りプラ船内を泳ぎ回ります。ですが餌を投入しても慎重ですぐに餌を食べに来ることはありません。よく小さなキンブナを引き連れてプラ船内をうろうろしているので少しなごみます。食性に関してはやはり慎重。金魚らやヤリタナゴのように餌を入れたときに一目散に突っ込んでくることはほとんどありません。底に沈む餌をしきりに食べている姿が見られ、底砂をコイヘラらに混じってよくつついています。壁のアオミドロをかじる姿はあまり見られませんがたまに金魚に与えるアオウキクサはよく食べてくれます。また少し雑食性も強く落ちてきた蚊などを食べることもあります。次!キンブナ! キンブナはギンブナと並んで普通に見られるフナの一種です。日本に生息するフナの仲間の中では最も小さく、大きくなっても20cmほどにしかなりません。我が家の場合はギンブナ以上に肉食性が強いのか蚊の死骸などを落とすとメダカを追い払いながら食べに来ます。アオウキクサも小さいためかあまり食べません。浮いた餌を食べに来ることは滅多になく、底をつつきまくっています。ギンブナと一緒にいることが多めです。次!ヤリタナゴ!わがプラ船の数少ないフナ以外の魚です。後述するイエローコメットと共に来ました。タナゴは性格がきついところがあると聞いて敬遠していたのですがペットショップで見かけたときに一目惚れしてしまい1匹だけ購入しました。性格はタナゴの例に漏れず活発で餌には一目散に突っ込んできます。彼のおかげでわがプラ船の魚たちの食いつきがよくなっている気がします。今のところ特に問題も起こすことなく過ごしており、コイヘラや後述するヒブナなどプラ船の序列上位者と一緒にいることが多いです。底の餌をつつく姿もよく見られます。調べた結果ヤリタナゴはタナゴの中では比較的穏健派な魚だったようです。ですがタナゴの中でも近い親戚にあの大暴れすることで有名なアブラボテがいるようで彼らと交雑したヤリボテというタナゴが生まれることがあり、ヤリボテはアブラボテの血の影響でやはり大暴れするそうです。次!ヒブナ! ヒブナとは種類固有の名前ではなく突然変異で黒い色素を失い赤くなったフナの総称です。そのためすべてのフナでヒブナが生まれる可能性があります。金魚の祖であり琵琶湖に生息することでも有名なこのヒブナですがどうやら琵琶湖のヒブナと金魚の祖であるヒブナは種類が違うようです。どうやら琵琶湖に生息するヒブナはギンブナが突然変異して生まれたもののようです。ギンブナは雌性発生、つまりは琵琶湖のヒブナは金魚の祖ではありません。突然変異したとはいえベースはギンブナ、生まれるのはギンブナの雌がほとんどです。ただヒブナから生まれたギンブナの場合多少またヒブナになる確率が高いのかもしれません。では金魚の祖はどのフナなのでしょうか?どうやら遺伝子調査によると中国に生息するギベリオブナというフナが金魚の祖であるようです。彼らはオスも普通にいて交配も行えます。彼らから生まれたヒブナが今多くの種類を持つ金魚のもととなったようです。 おそらく我が家のヒブナはギンブナから生まれたものでしょう。ヘラブナのように体高も高くなく、キンブナのように小さくもない。そして金魚の祖たるギベリオブナのヒブナをわざわざ持ってくるとは考えにくいからです。我が家のヒブナはコイヘラととても仲が良く、よくくっついています。一時期コイヘラによる求愛行動である追尾が見られたこともあります。コイヘラはどうやらオスのようです。ですがコイヘラは1代のみの雑種、おそらく子供は生まれないでしょう。(遺伝子が合わなくて子供が作れないのか精子そのものが作れないのかはわかりませんが)生まれたとしてもそれはギンブナのクローンです。食性としては積極的。金魚たちに混ざって餌を食べにくるほか壁や底の餌やアオミドロもよく食べます。大きさはコイヘラと同じくらいで並んでいると夫婦のようです。実際に中もいいのでなごみます。ではでは次は金魚編!最初は…パンデミックを唯一生き延びた彼(彼女?)小赤です。前の記事などでも載せましたが、初期のプラ船で起こりプラ船を崩壊させた尾腐れ病、えら腐れ病から唯一生還した金魚であり、現在一番の古参です。かつては3匹いた小赤の生き残りであり最も活発な個体でした。白点病、初期の尾腐れ病にかかりながらも懸命に生き延び、プラ船の再生にもパイロットフィッシュとして貢献してくれた偉大なる魚です。最も私が愛着を持っている個体でもあります。現在は他のフナたちに囲まれながら強く生きており、後述するイエローコメットや白混じり和金と一緒にいることが多いです。少し体も大きくなりました。食性も多岐にわたり餌もすぐに食べにくるほかコイヘラらに混じって底もつつきます。他の個体との関係も良好です。次!イエローコメット!ヤリタナゴと共に来た彼女。少し前に後述の白混じり和金による軽い追尾が見られたのでメスと思われます。イエロー和金を買うつもりでペットショップに行ったのですが店の人が間違えたのか尾の長い個体がやってきました。なんかおかしいけど尾以外は和金っぽいし…そういう種類なのかなと思いながら会計を済ませました。後日飼育していて少し丸くなってきたので「やっぱイエローコメットじゃん」という結論に至りました。逞しさと美の両立をコンセプトにしたわが水槽にぴったりな個体で、尾は長いがコメットや朱文金、鉄魚に見られるような吹き流しのひらひらした尾ではなく和金の尾がそのまま大きくなったようなしっかりとした作りの尾を持っていてその尾が生み出す推進力によってかなりの速さで泳ぎ回ります。和金二匹と仲が良く餌も3匹で食べます。次!白混じり和金!ペットショップにて売られていました。体は白いが顔と各ひれは赤いという綺麗な個体なので後述の朱文金と共に購入しました。やはり活発で他の金魚と一緒にいることが多いほか彼はフナたちに混じることも多いです。ただメダカが嫌いなのかメダカを追い払うこともあります。次!キャリコ和金!大きいです。コイヘラよりも少し大きいですがそれでもボスはコイヘラです!ブリード品とのことですが筋肉質ではなく太っています。最初はなじめるか不安でしたが何とか頑張っているようです。ただ動きが少し遅く序列は低いようです。次!黒勝ち朱文金! かつてパンデミックで逝った個体を思い出すので正直朱文金は避けていました。ですがペットショップにふと寄ったときこの個体に一目ぼれしてしまいました。動きは活発、白黒赤のバランスも良し!黒は黒でも漆黒!美しい!ということで購入しました。ですがこの子は尾が吹き流しであり、野生色の強いプラ船ではかじられてしまう危険があると判断し、別のドジョウが住む小さなプラ船に投入しました。そのためかフナなどの影響を受けることなく私にもよくなつき、近づくとパクパク餌を求めるようになりました。可愛いのですが逞しさと美を求めていた私としては少し複雑でもあります。そして最後、メダカたち。プラ船に暮らす彼ら。水草の上を泳ぐことで金魚らとはすみ分けているようです。メダカは序列・縄張り意識が強いのでよくケンカをしていますがそれでもしつこく追いかけて相手を殺すということはないので安心しています。序列1位とみられるヒメダカは立派な大きさのメスで私は女王と呼んでいます。さて、今後わがプラ船はどうなるのでしょうかね!