今自分は、ウォン・カーウァイ監督作品に興味を持ち、「2046」、「花様年華」を見てきた。彼が何を考え、何をどう表現しようとしているのか、過去の作品を遡って読み解きたいと考えている。次は、「欲望の翼」を見ようと思っている。
 さて、実は自分は今年から就職活動なのだが、映画分野への強い希望があり、音楽家や演出家、映画監督と仕事ができる職業に興味を持っていると書くつもりだった。しかし、よくよく考えたら、これといったお気に入りの監督がいたわけでもなく、ウォン・カーウァイ監督についてさえ、二つの作品を観ただけで、彼の作品を観続け、全てを理解している人のようにこだわっている実績がない。そういえば、私の最初の一作(なにやら今、このタイトルの下、トラックバックステーションたるものが開催されているようなので、それに肖って書いてみるが…)は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」だった。本blogでも以前書いたが、その映画を機に、過去や未来といった未知なる空間に興味を持った。その映画は好きで、Ⅰ~Ⅲまで何度も何度も繰り返し観たが、ロバートゼメキス監督の他の作品も観続けてきたわけでもない。製作総指揮をしていたスピルバークに関しては、JURASSIC PARKが大好きだったが、その理由は内容如何とは関係なく、幼い頃から恐竜が好きだったため、当時は本物の恐竜が生きているような喜びを感じられたからだった。
 そう考えると、私はただのミーハーなのだろう。「こだわり」とは何か。みんなはどのような「こだわり」を持っているのだろうか。どこまでいくと「こだわり」なのか。監督でも、こういった種類の作品というのでもいい、みんなの「こだわり」を聞いてみたいと思った。