虐待は負の連鎖。
おはようございます.ˬ.)"
重たいタイトルからのはじまりですが
今日は 虐待についてのお話です。
突然ですが わたしは ･･･
虐待サバイバー です。
虐待サバイバー？！なんだそれ？
虐待サバイバーとは･･･
のことを言います！
なるほど。子どもの頃なら
大人になってからはもう
心の傷はなくなっているよね？
なくなる所か深まっている事の方が
残念ながら多いと言えるよ。
大人になってからも悪影響が出る程
深刻な問題に繋がる場合もある！
そ、そんなに深い問題なの？！
虐待を受けている人を見つける
方法ってあったりするの？！
はやく助けてあげたいよね！
助けてあげたい気持ちは同じ。
だけど虐待の問題はそんな
シンプルな問題じゃないから難しい
そう 虐待の問題は とても深い問題でもある。
それはどういうことか？？
虐待を受けている人たち (虐待サバイバー)は
自分が 虐待を受けている認識がない
子どもたちは特に。
生まれた時から 毎日 親と生活をしている訳で
親の影響をそのまま受けて生きてきている。
どうして殴られるんだろう？
どうして怒られているんだろう？
疑問や不満や喪失感を抱きながらも
絶対的な親の存在が 子どもたちの認識を変える
あ、自分が悪いからだ。
言うことを聞かないからだ。
自分がいなくなればいいのかもしれない。
すべては自分が悪い、自分の責任だ
責任転換が自分へ向いていく。
だから 親が責められているのを見ると子どもは
親を庇う、親は悪くない、親が可哀想だ
親を守る意識が育っている。
そして 虐待をしてしまう側 (親など)も
実は さまざまな問題に苦しんでる場合も多い。
さまざまな問題により抱えるストレスで
虐待が生じてしまう環境下も原因のひとつ。
そして 今日はここからが 本題。
実は 虐待は負の連鎖でもあります。
それは どういう意味なのか？
ある子どもが言いました。
もう3日も夜ごはんと朝ごはんを食べてない
だから 給食をいっぱい食べてる
その子は 笑顔でそう話すのです。
どうして食べてないか理由を聞きました。
自分が悪いことしたから。
だから別に仕方ないねん
3日とも悪さしたの？？
と更に聞きました。
1日目は 自分も悪いと思うことをした
でも2日目と3日目は そんな思わない。
更に話を聞くと
お兄ちゃんもそうやってされているから
ご飯を抜きにされても何とも思わない。
だって自分が悪いから と言いました。
私はその話を聞いて思いました。
その子は ご飯を抜きにされても その
事実に対して なんの感情もないのです。
あるのは ひとつ。
自分が悪いから仕方ない
その事実だけでした。
悲しい どうして？ の感情はない。
あっても 仕方がない 自分が悪いから
この感情で かき消してしまう。
そして このまま行くと 起きるのが
負の連鎖
彼が大人になったとき
同じ方法で 子どもに躾として繋げていくこと
虐待は 虐待を生む。
虐待は 虐待を生み 虐待を深刻化していく。
負の連鎖が続く。
虐待をされている人が 堂々と虐待をされている
と声をあげることはできない。
だけど SOS は 出している
なのに 親を否定することができない。
助けてあげるよと手を差し伸べてくれる
大人がいても 子どもたちはすぐに
その手を握ることができない
それは 誰かを信頼する力が身についてないから
虐待を受けている子どもたちは
親を信じたい、信頼したい、その想いがある
だけど 親から虐待を受ける度に
信じたい想い、願いが 踏みにじられていく
それでも 何度も 親を信じようと願いを込める
虐待は負の連鎖。
悲しみ 痛み だけが 進行していく。