飼い猫の最期 | maimyのブログ

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日常と今までの子育ての話

2週間程前に余命宣告をうけていた飼い猫がついに亡くなった

12月の7歳の誕生日を迎えることなく、去年腎臓病の診断を受けてからちょうど一年後の全く同じ日にお別れする事になってしまった


このところ食欲が落ちていたけど、1週間前に1日だけ普通に食べた日があって、その時は最近上らなくなったキャットタワーにのって体調が良さそうだった

このまま良くなるなんて事は無いのだけど、意外にもう少し生きられるのではないかと期待していた

しかし翌日から又食欲が無くなり徐々に弱っていった


ひとりで窓辺の近くに居る事が多くなり、膝の上には来なくなっていた

それでもブラッシングをするとゴロゴロいって喜んだり、なでると嬉しそうな目をしてこちらを見ていた


ドライフードを食べなくなり、ウエットフードなら少し食べていたけどそれもやがて口にしなくなり、総合栄養食ちゅーるやペースト状のフードを与えていたけどそれも食べなくなっていった

手に取ってやると少し食べたけど、自分からは欲しがらない

むしろ顔をそむけるようになった


食べないとやはり弱っていくので、薬を飲ませるようにフードを少しずつ与えていたけど、本人は喜んでいないので随分悩んだ

無理にでも少し食べさせると多少元気になるのでついやりたくなるが、日に日に嫌がるようになっていった

食べなければ死ぬけど、本人がそれを望んでいるようにも思えた


水飲みとトイレも亡くなる4日前くらいまでは痩せてはいてもしっかりした足取りで自分で行っていた

体重は3.8キロまで減っていた


やがて水も口にしなくなり、トイレもアバウトになっていった

大体この辺がトイレという認識なのか、段差を乗り越えるのが面倒になったのかはわからない

いつもならつまずかない所でよろけたりしたので体力がなくなったのかもしれない

トイレしそうな場所に大きいペットシーツをしいた


そうなってからは長くなかった

亡くなる当日の昼までは、弱々しいが不思議と響く声でこちらを呼んでいた

もう長くないのを自分でわかっていたのか、食べ物の要求でもないのでただそばにいて欲しかったのだと思う

家族皆の仕事などのタイミングで、死に目にみんな家に居られた事が幸いだった


夜私が風呂から出て来ると呼吸がおかしくなり始め、時々しゃっくりをしていた

立ち上がろうとするも立ち上がれなくなった

どこに行きたいのかわからず戸惑った

転んで頭がゴチンとなるのでブランケットの上に寝かせた

そのうち目の焦点が合わなくなり、瞳孔が開いてきたのでいよいよだと覚悟した

最後苦しんだのは15分くらいか、吐こうにも何も出ず、数回繰り返していたのが辛かった

もうまともに声が出ない状態で長く2回鳴いて息をひきとった

すぐに体を整え箱の中に寝かせた

しばらくは首の後ろが暖かかった

いずれ自分達もこういう時が来るのだと想像した


これから毎朝起きても飼い猫が居ないかと思うと寂しい

水飲み機やフードの皿を見ていると辛くなるので、猫を飼っている姉に使ってもらうようにした

猫用品は片付けるけど、写真はプリントして部屋に飾ろうかと考えている


次の日ペット葬儀屋さんに来てもらった

今日火葬して骨になって明日家に送り届けてもらう予定

最近ニュースで見たどこかのペット葬儀屋のようにゴミと一緒に燃やされていなければいいけど

一瞬心配になったけど、さすがに失礼で葬儀屋さんには聞けなかった

かと言って火葬場まで行って立ち会うのは泣き崩れて無理

骨になって帰って来たら諦めがつくかも