第15回検討会「未来を創る教育のあり方」
第15回検討会「未来を創る教育のあり方」
2月14日検討会のレポートです。
「未来を創る教育のあり方」
~青年期に何を学ぶか~
第一部 パネルディスカッション
テーマ 「学びの場としての高校期の役割」
≪パネリスト≫
◎ 関根 郁夫 さん
(埼玉県立浦和高等学校校長)
◎ 青木 悠祐 さん
(東京農工大大学院博士課程 カタリバ職員 4月より沼津高専助教)
◎ 堀ノ内 裕子 さん
(主婦 「教育の未来を考える子どもと保護者と指導者の会」代表)
◎ 平井 里沙 さん
(会社員 「多様な教育を推進するためのネットワーク」会員)
≪ファシリテ―ター≫
中山 弘
(”2030ビジョン”プロジェクト代表)
≪司会≫
蔭木 達也
(”2030ビジョン”PJスタッフ 慶応大学経済学部2年)

蔭木 中山 関根さん 青木さん 堀ノ内さん 平井さん
自己紹介の後、以下のようなテーマをディスカッションしました。
●高校期に何を学び、それがどう今に生きているか?
♪ 基礎的な知識を得たことが後のベースになっている
♪ 授業以外に、社会や哲学などを語ったことが大切だった
♪ 勉強とは別の悪友との交友関係が人間形成に役立った
♪ 恩師による気づきは人生を変える力があり、影響は大きい
●受験学習の価値は何か?
♪ 広く学ぶという点で価値がある(特に昔は全教科だった)
♪ 通過儀礼として価値がある
自分をコントロールする力がつく
♪ 小論文の勉強は考える力を付けるのに役立つ
(受験科目自体の内容にはあまり価値がない)
●その他
♪ 自己肯定感を持つことが大切だし、教育の役割でもある
♪ 大学全入時代となり基礎が身に付かないケースが増えている
♪ 学校に行くことが役立っているという実感が必要だと思う
♪ 学んだことがどう役立つかを明らかにしたほうが良い
♪ 役立つかどうか分からなくても学ぶことに価値がある
などなど
アンケートでは以下のようなご意見がありました。
・ワールドカフェの前にはピッタリ
・多彩なパネラーで1人ひとりの話が興味深かった
・時間が足りなくなり ちょっと消化不良の感があった
第二部 ワールドカフェ・ダイアログ
≪ファシリテ―ター≫
◎ 佐野 淳也 氏
(立教大学21世紀社会デザイン研究科准教授)
≪ファシリテーション・グラフィック≫
◎ 伊藤 道郎 氏
テーマ「未来への希望が育まれる学びの場って何だろう?」
佐野さんの説明の後、4~5人のグループ毎に意見を交換。

ワールドカフェの特徴は、「トーキングオブジェクト」を持った人が話すこと。
(特定の人だけが話し続けないための工夫です。)

世代を超えて、語り合います。

菊地さんの印象に残った言葉は
”教育=生きることを伝えること”
”教えるのではなく伝えること・・・”
”これ以外にもきらきら輝く言葉がいっぱい飛び出してワールドカフェの威力を感じました。”
とのことです。
傾聴することが大切です。

次第に対話の輪が広がり、話がはずみます。 20分の対話を3ラウンドやりました。

話ながら、模造紙に思いつくことを書き記していきます。

ファシリテーション・グラフィックの伊藤さんも
「未来への希望と学びの場」の絵を描きだしました。

笑顔があふれるのが、ワールドカフェの特徴です。

こちらも笑顔です。


模造紙の書き込みも一杯になってきて、皆のアイデアの共有が進みます。

3回のトークが終わったところで、佐野さんのマトメです。

・経済拡大しなければ行けないという社会の前提が希望をなくしているという声が多い
・一つの価値観だけだから、自己肯定感が生まれにくい面もある。
・多様な生き方があり、いろんなロールモデルがあると良い
・自分や他者への信頼が生まれることが大切
・何回でも考え直せたり、学べる場があること
・答えは一つではない。
そして伊藤さんのグラフィックです。

・学校というのは縛られているようで、頼りにしている存在でもある
・いろんな子どもに対応できる学校が大切
・自分が主体的にやることを上手に支えること
・回り道や途中下車があってもよい。
・成長するための養分を提供するのが学校
佐野さんの”左脳:言語脳”からのインプットと、
伊藤さんの”右脳:感覚脳”からの刺激により、
皆が話した内容の共有が進みます。
最後のコメントでは、少々熱い議論もあって・・・

そこで、佐野さんからのコメント
「いろんな意見があるから議論が深まる。
意見が対立することがあっても、両方を統合することが大切です。」
「話が足りないところは、懇親会で・・・・・」
**************************************************************************
ワールドカフェのアンケートの主なコメントは
・とても刺激があって啓発された
・いろんな人と話ができて良かった
・ラウンド毎に対話が積み上げられていくところが新鮮
・佐野さんのマトメが素晴らしかった
・最後にファシリテーションしていただけた気がした
・もっと時間が欲しかった
・長く話す人がいたが、手短にお願いしたい
運営側の感想としては、
・全体としては良い場を提供できたと思います。
・会話のキャッチボールで意見を織り上げたかったが、なかなか難しかった。
⇒トーキングオブジェクトのより効果的な活用などを考えたい。
・佐野さん方式のワールドカフェは素晴らしい方法だと思います。
⇒マトメるスキルを学びながら、今後の検討会に取り入れていきたい。
・相手の意見を尊重するトークマナーの醸成も大切なこと
というようなところです。
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続きは懇親会レポートを⇒こちらです!
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また、”2030ビジョン”プロジェクトでは、
教育に関して次のように考えています。
⇒ 『未来を創る教育のあり方』pdf.
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2月14日検討会のレポートです。
「未来を創る教育のあり方」
~青年期に何を学ぶか~
第一部 パネルディスカッション
テーマ 「学びの場としての高校期の役割」
≪パネリスト≫
◎ 関根 郁夫 さん
(埼玉県立浦和高等学校校長)
◎ 青木 悠祐 さん
(東京農工大大学院博士課程 カタリバ職員 4月より沼津高専助教)
◎ 堀ノ内 裕子 さん
(主婦 「教育の未来を考える子どもと保護者と指導者の会」代表)
◎ 平井 里沙 さん
(会社員 「多様な教育を推進するためのネットワーク」会員)
≪ファシリテ―ター≫
中山 弘
(”2030ビジョン”プロジェクト代表)
≪司会≫
蔭木 達也
(”2030ビジョン”PJスタッフ 慶応大学経済学部2年)


蔭木 中山 関根さん 青木さん 堀ノ内さん 平井さん
自己紹介の後、以下のようなテーマをディスカッションしました。
●高校期に何を学び、それがどう今に生きているか?
♪ 基礎的な知識を得たことが後のベースになっている
♪ 授業以外に、社会や哲学などを語ったことが大切だった
♪ 勉強とは別の悪友との交友関係が人間形成に役立った
♪ 恩師による気づきは人生を変える力があり、影響は大きい
●受験学習の価値は何か?
♪ 広く学ぶという点で価値がある(特に昔は全教科だった)
♪ 通過儀礼として価値がある
自分をコントロールする力がつく
♪ 小論文の勉強は考える力を付けるのに役立つ
(受験科目自体の内容にはあまり価値がない)
●その他
♪ 自己肯定感を持つことが大切だし、教育の役割でもある
♪ 大学全入時代となり基礎が身に付かないケースが増えている
♪ 学校に行くことが役立っているという実感が必要だと思う
♪ 学んだことがどう役立つかを明らかにしたほうが良い
♪ 役立つかどうか分からなくても学ぶことに価値がある
などなど
アンケートでは以下のようなご意見がありました。
・ワールドカフェの前にはピッタリ
・多彩なパネラーで1人ひとりの話が興味深かった
・時間が足りなくなり ちょっと消化不良の感があった
第二部 ワールドカフェ・ダイアログ
≪ファシリテ―ター≫
◎ 佐野 淳也 氏
(立教大学21世紀社会デザイン研究科准教授)
≪ファシリテーション・グラフィック≫
◎ 伊藤 道郎 氏
テーマ「未来への希望が育まれる学びの場って何だろう?」
佐野さんの説明の後、4~5人のグループ毎に意見を交換。


ワールドカフェの特徴は、「トーキングオブジェクト」を持った人が話すこと。
(特定の人だけが話し続けないための工夫です。)


世代を超えて、語り合います。



菊地さんの印象に残った言葉は
”教育=生きることを伝えること”
”教えるのではなく伝えること・・・”
”これ以外にもきらきら輝く言葉がいっぱい飛び出してワールドカフェの威力を感じました。”
とのことです。
傾聴することが大切です。


次第に対話の輪が広がり、話がはずみます。 20分の対話を3ラウンドやりました。


話ながら、模造紙に思いつくことを書き記していきます。

ファシリテーション・グラフィックの伊藤さんも
「未来への希望と学びの場」の絵を描きだしました。

笑顔があふれるのが、ワールドカフェの特徴です。


こちらも笑顔です。



模造紙の書き込みも一杯になってきて、皆のアイデアの共有が進みます。

3回のトークが終わったところで、佐野さんのマトメです。

・経済拡大しなければ行けないという社会の前提が希望をなくしているという声が多い
・一つの価値観だけだから、自己肯定感が生まれにくい面もある。
・多様な生き方があり、いろんなロールモデルがあると良い
・自分や他者への信頼が生まれることが大切
・何回でも考え直せたり、学べる場があること
・答えは一つではない。
そして伊藤さんのグラフィックです。

・学校というのは縛られているようで、頼りにしている存在でもある
・いろんな子どもに対応できる学校が大切
・自分が主体的にやることを上手に支えること
・回り道や途中下車があってもよい。
・成長するための養分を提供するのが学校
佐野さんの”左脳:言語脳”からのインプットと、
伊藤さんの”右脳:感覚脳”からの刺激により、
皆が話した内容の共有が進みます。
最後のコメントでは、少々熱い議論もあって・・・


そこで、佐野さんからのコメント

「いろんな意見があるから議論が深まる。
意見が対立することがあっても、両方を統合することが大切です。」
「話が足りないところは、懇親会で・・・・・」
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ワールドカフェのアンケートの主なコメントは
・とても刺激があって啓発された
・いろんな人と話ができて良かった
・ラウンド毎に対話が積み上げられていくところが新鮮
・佐野さんのマトメが素晴らしかった
・最後にファシリテーションしていただけた気がした
・もっと時間が欲しかった
・長く話す人がいたが、手短にお願いしたい
運営側の感想としては、
・全体としては良い場を提供できたと思います。
・会話のキャッチボールで意見を織り上げたかったが、なかなか難しかった。
⇒トーキングオブジェクトのより効果的な活用などを考えたい。
・佐野さん方式のワールドカフェは素晴らしい方法だと思います。
⇒マトメるスキルを学びながら、今後の検討会に取り入れていきたい。
・相手の意見を尊重するトークマナーの醸成も大切なこと
というようなところです。
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続きは懇親会レポートを⇒こちらです!
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また、”2030ビジョン”プロジェクトでは、
教育に関して次のように考えています。
⇒ 『未来を創る教育のあり方』pdf.
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