結婚記念日に夫と2人でご飯へ行き、普段なかなか話せない話題を突っ込む私。
こういう場を借りないと、夫は不都合なことを聞かれると機嫌が悪くなりますからね。
うちの夫は兄弟揃ってギャンブルで借金を作っています。
兄の方は、ギャンブルだけじゃなくて投資詐欺にも引っかかり、さらに借金が増えて奥さんが頭を抱えていました。
2人ともがお金にだらしないのって、育った環境に原因があるんじゃないかな、、?最近気になっていました。
私自身は、幼少期からこれまで、特に親からお金の教育を受けた記憶がありません。
育っていく上で、いつの間にかお金の価値観が身についていたし、自分の身の丈にあった使い方をすることが当たり前だと思って生活してきました。
ギャンブルや消費者金融は、別世界のものというくらい、自分には程遠いものでした。
夫はと言うと、
10,000円を渡して、お昼ご飯何か買ってきてと頼むと、数十円のお釣りを残して、パーティか!というくらいの買い物をして帰ってきます。
私が欲しいものがあって、お財布と相談しながら悩んでいると、『買ったらいいやん!』と勧めてきます。
高い買い物で、その後の生活を考えて躊躇している場合でも、夫は何も考えることなく『買おうや!』と勧めてくるタイプです。
そして、スロットと消費者金融と身近な付き合いをしてきた夫。
夫の実家を見ても、お小遣いがたくさんもらえていたというような裕福な家庭といった感じもありません。
では、なぜ、、、?
夫に聞いてみました。
「夫って、親からお金について教育されたことってあるん?」
『ないな。』
『なんなら親父は金遣い荒かったし、よく、パチンコで負けておかんに小遣い追加してもらいよる姿とか見てた。』
『小さいころは両親がパチンコ行くのについて行った記憶もあるし、高校卒業したころに、用事があって両親と3人で出掛けた時、まだ予定まで時間あるからってパチンコで時間潰そうってなって、その時に初めてパチンコデビューした。』
、、、なんと。
夫をパチンコに誘ったのが、まさかの義両親だったということが判明。。
しかもお義母さんもパチンコしてたなんて初耳。。
1回目の借金発覚当初、お義母さんに夫がパチンコへ行く人なのか確認した時、
「◯◯(夫)は、スロットの方よ。」
と言っていたのを思い出しました。
詳しいなと思ってたけど、そういうことだったのか。。
さらには、
『大学の時に教材費を頼んだら、親父から銀行のカードローンを勧められた。』
とのこと。
お酒の酔いが一気に醒める程の衝撃でした。
消費者金融ではないとは言え、子どもの教材費のために、子ども自身にカードローンを組ませようとするお義父さんの考えが全く理解出来ませんでした。
結局のところ、ギャンブル依存症と多重債務の元凶は義両親なのかもしれないということが分かりました。
私「夫は、子どもたちにどうなって欲しい?」
『俺みたいにはなって欲しくない。』
『育ってきた環境だけのせいには出来ないけど、少なくともギャンブルに関しては、親がやっていたということもあって全然抵抗がなかった。』
『特に、親父への憧れもあってか、親父の行動や言うことは間違いないと思ってた。』
『でも今は、常識とずれてるところも分かるし、子どもたちには、親としてしっかりしたいと思ってる。』
なるほど。
夫とお兄さんが、こうなってしまったのに納得出来ました。
お義父さんは結構豪快な人で、孫と全力で遊んでくれるし、孫をすごく褒めてくれる。
きっと、夫たちにもそうやって接してきたからこそ、憧れてもらえていたんだろうな。
もしかしたら子どもたちは、大人になっていく上で自然とギャンブルに出会うかもしれません。
それでも、親が行きやすい環境を作るということだけは避けてあげたいと思っています。
夫の話も聞けて、夫にも子どもたちにそういう環境を作らないようにしようと約束出来た、いい機会になりました。
どうか、夫がこの約束を守ってくれますように