夫が役員会で謝罪してから、もうすぐ1年経とうとするが、今のところ刑事事件にはなっていない。
おそらくパチンコにも行っていない。
夫は、義実家での話し合いで、
現金を持つのが怖い
と言った。
私は、パチンコやスロットをしたことがないのでよく分からないが、手持ちが数千円しか無くても0.5円や1円の台なら、1、2時間程度遊べるから、行ってしまいたくなるとのこと。
夫と話し合ったり、依存症の対策についてネットで調べたりしたところ、
キャッシュレス小遣い
が良いのではないかという考えにいきついた。
パチンコやスロットは、現時点キャッシュレス化が進んでいない。
これは、管轄する警察庁が、のめり込み、依存症対策を考慮して、こうした決済手段の導入に消極的なためらしい。
幸いにも夫は、キャッシュレス決済が導入されている公営ギャンブルには興味がない。
私自身、基本現金主義なため、あまりキャッシュレス決済について詳しくないが、取り敢えず、夫婦でPayPayをダウンロードして勉強してみた。
クレジット決済も出来るとのことであったが、ATMチャージの方が良いだろうということになり、結果、私のPayPayでチャージして、夫に送るという方法にすることにした。
夫は、15,000円の小遣いを10,000円に減らして、残りの5,000円は義実家へ返済するため積み立てしていくと言っていたことから、
給料日に10,000円分をPayPayで送るね
と伝えたところ、
一気に送るのじゃなくて、タバコ買う時とか必要時に伝えるから、その都度送って欲しい
と言われた。
内心、
めんどくせー
と思ったが、夫なりに色々考え、自分自身の甘い性格も考慮しながら辿り着いた対策なんだろうと思い、その方法で承知した。
昼食代は給料引きで、飲み会時はその都度別で渡しているが、このキャッシュレス小遣いにしてから、夫は毎月7,000円くらいしか使わないので、残った小遣いは返済の積立に回したり、夫の欲しいものを買ったりして、有用的に使われていると感じる。
私もお金が貯まっていく状況を夫に実感して欲しくて、毎月の返済積み立てで貯まった額や、残った小遣いの額を伝えるようにしている。
パチンコやスロットのキャッシュレス決済導入を、いつまで踏みとどまってくれるか分からないが、ギャンブル依存症や、その家族のためにも、何とか警察庁には頑張ってもらいたい