子どもたちを寝かしつけた後、旦那と向き合った。
私「使い込んだ正式な金額はいくらなの?」
夫はテーブルの上に収支決算報告書(案)を広げた。
夫『これが、今度会長に承認してもらう今年度分の収支決算報告書。』
『この報告書に記載されてる来年度繰越金が通帳に残ってないといけない。』
『その通帳がこれ。』
収支決算報告書(案)の隣に通帳が置かれる。
残高を確認すると、
数百円程度。。。。
そして来年度繰越金が、
46万円(概ね)
おいー、いきなり40万円超してんじゃん。
そして、さっき支払った7万円をプラスして、
53万円。
通帳と報告書をじっくり精査していく。
支出欄に、7万円以外に5万円の記載。
通帳には支出の記録無し。
私「この5万円は支払ってるの?」
夫『通帳に振り込み記録ない?』
私「ない。」
夫は、会計書類一式が入った箱や鞄をガサガサと探りはじめた。
そして、
夫『ごめん、振り込んでなかった。』
と、皺だらけになった請求書を差し出してきた。
これで、58万円。
さらに、報告書を見ていると
積立15万円
の記載がある。
通帳を確認すると、夫が会計係になる前までは年に1回、保存会というところへ15万円振り込まれている記録がある。
私「・・・ねぇ、通帳はこれだけ?」
夫『これだけよ。』
私「2年前まで保存会というところに15万円振り込まれてるけど?」
夫『そんな引き継ぎ受けてない。』
私「じゃあ報告書に記載されてる積立金15万円て何?」
答えられず、よく分かっていない夫。
理解もせずに、例年通り記載しているのだろう。
あまりに管理が杜撰過ぎて呆れる。
私「もういいから、会計書類一式見せて。」
夫から鞄と箱を受け取り、確認する。
箱の中に、保存会名義の通帳を見つけた。
中を確認すると、2年前まで毎年1回、青年会名義の口座から15万円入金されている記録がある。
残高は240万円。
私「・・・・・ねぇ、これには手を出してないよね?」
夫『誓って出してない。』
『これは、キャッシュカード作られてないやつ。さすがに使ってない。』
確かに積立専用の通帳らしく、印鑑と通帳を窓口に持っていかないと引き出せないようになっている。
おそらくキャッシュカードがあれば夫は、このお金も使い込んでいただろう。。
自由に引き落とすことが出来ないようにしてくれた当時の関係者に心底感謝した。
しかし、2年間積立しなければならなかった金額は、30万円。
当初40万円と申告していた夫が使い込んだ金額が、
88万円
であることが正式に判明した