そっと頭を撫でた
結構、甘え口調だったね
「エッチしよう‥エッチしようよ、○○ちゃん‥」
あのー‥これ、規制入っちゃうかな‥;;
でも、これは本当に書いてたセリフだからっ!!!( ゚д゚ )クワッ!!
「なに言って‥」
「だって、オレ‥○○ちゃんのこと、好きだもん‥」
「‥‥」
「好きだもん‥」
先にHしようという文面の後に好きだもん‥とか言われても‥‥なんというか、その場の雰囲気で言われた感じがするぜ‥
(睦くん‥)
主人公はそっと睦くんの頭を撫でた。
「本気で、そんなこと言ってるの?」
「言ってる‥」
「ウソだよ‥。本当は‥‥もっと違うこと、言いたいんでしょ?」
「‥‥」
「私で良かったら、聞くよ?」
睦くんは一瞬、ためらうような顔を見せる。
「でも‥レギュラー‥‥ダメだった‥」
「うん‥」
「悔しい‥」
「そっか‥それで、やけ酒?」
最初は晃くんたちと飲んでたらしい。
でも帰りに一人になったらまた誰かに会いたくなって、主人公の顔が浮かんだらしい。
それから睦くんの慰めタイムです。
この前、主人公はレギュラー選考で落ちた時と逆バージョン。
「言って欲しいこと、ある?」
「『バカ』って‥『しっかりしろ』って‥」
「あとは?」
「『情けない』って‥」
「‥叱って欲しいの?」
「みんな、たくさん慰めてくれたから‥。晃も、他のチームメイトも。『次があるから』『大丈夫だから』って‥」
「‥‥」
「でも、それじゃ‥‥オレ、ダメになる‥ダメになるの、分かってる‥」
難しいよね‥;;
(睦くん‥)
「分かった‥じゃあ‥‥バカ」
「うん」
「情けない」
「うん‥」
「しっかりしろ」
「うん‥」
「でも‥」
主人公は睦くんをぎゅっと抱きしめる。
(残念だったね‥‥残念だったね、睦くん‥)
その言葉を飲み込むかわりに、主人公は睦くんをずっと抱きしめ続けた。
翌朝。
主人公は朝ご飯を作ってると、後ろから物音がした。
「‥‥」
「おはよう、起きたんだ?」
「うん‥なんか‥頭痛い‥」
どんだけ飲んだんだww
「昨日はごめん。変なこと言って‥」
「結構、甘え口調だったね」
「え?」
「『ここ、どこぉ』とか『来ちゃったぁ』とか‥女の子が甘えてるみたいだった」
「女の子って‥そういうの‥好きな子に言われると、ちょっとショックなんだけど」
「え!?」
睦くんの手が伸びてきて、背中からぎゅっと主人公を抱きしめる。
「俺‥好きだよ、○○ちゃんのこと‥」
「‥‥」
「特別に好き。すごく好き‥」
こ こ で 告 白 か い っ !(・∀・)w
「昨日みたいなとき、真っ先に顔が浮かんでくるくらい‥大好き‥」
「睦くん‥」
「俺と、付き合って。ちゃんと、大事にするから‥」
「‥うん」
睦くんの手に、自分の手を重ねる。
たったそれだけのことなのに、なんだかすごく幸せな気がした‥。
それから一緒に朝ごはん。
向かい同士に座るんじゃなくて、横に一緒に座って食べるんだww
ていうか、睦くんてやっぱ手早いよね?
さっき正式に付き合うことになったのに、もうちゅーおねだりしてくるしww
マジであぶなーいっ!ってなったとき、かずさちゃんからメールが‥‥
あぁ‥そういやかずさちゃんも睦くんのこと狙ってたんだよね‥;;
主人公、付き合うことになったの言うみたいなんだけど‥‥
実際、友達と同じ相手好きになって付き合うことになったらさ~‥なかなか言えないよ;;
本当の友達なら言えるでしょ!ってなるかもしんないけど、言うの恐いって;;
「お待たせ~。カツカレー、大盛りにしてもらっちゃった!」
「うん‥」
「で?どうしたの、急に話があるなんて‥」
「そのことなんだけど‥」
(さすがに、今回は言いにくい‥でも、言わないわけにはいかないよね)
「あのさ。実は‥彼氏できたんだ」
「‥‥それって李くん?」
「‥うん」
「そうだよね。そうじゃなかったら‥ぶっ飛ばすところだった」
「かずさ‥」
かずさが、長い溜息をつく。
「‥今は『良かったね』とか『おめでとう』なんて言わないよ」
「うん‥」
「でも‥明日になったら、言えるようにする‥」
「かずさ‥」
「とりあえず、ごはん食べよっか」
「うん‥」
それから雑談もせず黙々とご飯を食べる。
主人公はこれでよかったのかな‥と思うのだった。
これで友達と気まずくなると思うとね‥;;
「うーん‥」
(かずさ、絶対傷ついてたよね‥、もっと遠まわしに言うべきだった?それとも、タイミングが悪かった?でも、美久よりもまどかよりも、まずはかずさに言いたかったし‥)
「どうしたの?元気ないね」
「睦くん‥」
「ハイ、これ。良かったら飲んで」
「紅茶?」
「自販機の紙コップだから、そんなにおいしくないかもしれないけど」
「ううん、ありがとう。嬉しい」
温かい紅茶を口にする。
ホッ‥と心が温まる気がする。
「あのね、かずさに言ったんだ。『睦くんと付き合う』って‥」
「そう‥」
「あとは、美久とまどかに言うつもり」
「そっか」
「俺も言わなくちゃいけないね。晃と、それから‥」
「マコ~っ」
「‥‥」
「そんなところで何やってんの!一緒にカフェテリアに行こうよ」
睦くんの目が、少しためらうように伏せられる。
(あ‥桜井にも、ちゃんと言うつもりなんだ)
「ごめん、珠乃。今は○○ちゃんと一緒にいたいんだ」
「え‥っ」
「それに、これからもずっと‥」
「‥マコ?まさか‥」
なんか‥‥こっちまで胸が苦しくなってくるような‥(´_`。)
珠乃、嫌味は言うけど卑劣なことはしないからなあ‥;;
「珠乃。オレ、○○ちゃんと‥」
「イヤ!聞きたくない!」
「珠乃‥」
「絶対にイヤ!絶対に聞きたくない!」
「そんなこと言わないで、頼むから」
「イヤ!イヤなものはイヤ!」
聞いちゃったら、認めなくちゃいけなくなるもんね‥
「お前ら‥何やってんだよ」
「阿佐ヶ谷くん!」
おーっ久しぶり!!
「‥マコ、どうしたんだよ。みんな、注目してるぞ」
「‥‥」
「それに桜井も。お前、声でかすぎ」
「だって‥っだって、マコが‥っ」
次の瞬間、桜井さんは飲みかけだった主人公の紙コップに手を伸ばした。
(え‥っ?)
「○○!」
目の前に阿佐ヶ谷くんが立ちはだかる。
バシャッ!
「阿佐ヶ谷くん!?」
みるみるうちに晃くんのシャツに、紅茶のシミが広がっていく。
「大丈夫!?やけどしてない!?」
うわぁあぁ‥‥紙コップの自販機って、場所によって熱くて飲めないくらい熱湯出てきたりするから洒落にならんぞ;;
私も一回、ああいう自販機でコーンスープ飲んで舌やけどしたことあるし。
「ちょっと熱いけど‥平気。服越しだから」
「それより、○○は?やけどしてないか?」
「大丈夫‥阿佐ヶ谷くんのおかげだよ」
「そっか。よかった‥」
ほっとしたように、晃くんが息を吐く。
「桜井」
「‥‥」
「何考えてるんだよ。○○の顔にかかってたら、やけどしてたかもしれないんだぞ」
「‥‥‥のに」
「え?」
「そんな女なんて、やけどしちゃえば良かったんだよっ!」
そう言って、珠乃は走り去って行った。
「おいっ。ったく‥‥結局、なんだったんだよ、喧嘩の原因は」
「‥‥」
「マコ?」
「えっ?」
「だからケンカの原因。なんで桜井と揉めてたんだよ?」
「それは‥だから‥」
ふと睦くんが視線を逸らす。
「ごめん。今日のランチのことで、ちょっと」
あーらら、睦くん、すっかり言う気無くしちゃった(><;)
でもこんな修羅場の後に主人公のこと好きかも知れない晃くんに、言えないよね‥ましてや親友だし。
晃くんは納得いかないような顔をしていたけど、深くつっこまないでくれた。
シャツを洗いに晃くんが行った後、睦くんは付き合うことになったこと、晃に言うのちょっと待ってもらえないかなって。
主人公、軽くショックを受けてしまうのだった。
通信入って、美久ちゃんたちに彼氏が出来たこと報告。
二人は喜んでくれた。
「あーあ、うらやましいわぁ。私も、早くええ男見つけんと」
「私も‥北条先輩より格好いい人、見つけないとな」
「‥え?」
「まどか‥あの男のこと、あきらめるん?」
「うん。やっぱり山田さんには敵わないもん。あんなふうに言われちゃったら、もう太刀打ちできないよ‥」
大丈夫、あのスケコマシよりいい男なんていっぱいいるよ。
「‥そっか」
「私ね、決めたの。絶対に北条先輩より素敵な人を見つけるんだ。それで、今度こそちゃんと恋人同士になるの」
「じゃあ、二人で頑張ろーな、まどか!」
「うんっ」
(まどか‥今度こそ、幸せな恋をしてくれるといいな‥)
「あー、でもほんまに○○ってばあの李睦と付き合うのかぁ」
「うん」
「でも、睦くんの取り巻きの人たちはどうするんだろう」
「ハハッ。案外デートまでついてきたりしてぇ」
「『マコマコ、映画館はこっち!』みたいな?」
うわーやめてww
「そんな‥憂鬱になるからやめてよ」
「でも、桜井さんとか‥本当に、どうするつもりなのかな」
「そんなの、決まってるわ。認めるはずないじゃない」
(え?)
聞き覚えのある声に驚いて振り返る。
「桜井さん‥」
ここで次回か‥‥そして来週も修羅場か‥‥修羅場目的でこれに入ったのに、なんかなあ;;