お手伝いしましょうか?

素敵です‥











「‥まだ7時か‥。休日の朝だっていうのに、早く起きちゃった‥」

原因は、皐月さんの部屋に訪れる準備をしていたかららしいw
夜ばい?(・∀・)←

(自分で計画しておいて、風子は海外旅行だなんて、もう!)

あ、なるほどね~w

(皐月さんがここにいるって知れたら、マスコミがまた来ちゃうじゃない)

文句を言いつつ、少しだけワクワクしているのは確かだった。
皐月さんのところに行くと、部屋着じゃなくていつものスーツ姿で登場‥
さっちゃん‥‥まさか寝る時までスーツじゃないよね‥?

「〇〇さん?おはようございます。どうかされたのですか?」

「いえ‥。この部屋で生活すると聞いたので‥」

「心配してくださったのですね。ありがとうございます。ちょうどよかったです。一緒に朝食をとりませんか?今ケータリングを呼ぼうとしていたんです」

それ、庶民ライフ留学になってねー!!!ヘ(゚∀゚*)ノ

「ケ、ケータリング!?皐月さん、ちょっと‥」

「はい」


「大変言いにくいんですが‥、庶民は朝食でケータリングは呼びませんよ」

「‥あぁ‥そうですよね‥!朝ご飯は‥例えば、サニーサイドアップや焼き鮭、お味噌汁などですよね?」

サニー‥?

「ああ!目玉焼きですね。すいません、調理場への指示がほとんど英語なもので、たまにうっかりしてしまいます、おかしいですね」

目玉焼きのことはサニーサイドアップって呼ぶんだ‥業界用語?

「それでは今から作るとしましょうか‥。〇〇さんも一緒にいかがですか?一人で食べるよりも二人の方が美味しいですからね」

「えっ‥」

「ああ、失礼しました。そうですよね。レディを突然自室に招くなんて、デリカシーに欠けたかも知れません。それではどこかに食事でも‥」


「いえっ、そんな!じゃあご一緒させて頂きます」


皐月さんが材料をもって、主人公の家で朝食を作ることになった。


「では、少しだけ待ってくださいね」


「あの、何かお手伝いしましょうか?」


「大丈夫ですよ。○○さんはゆっくりしていて下さい」


(なんていうか、北大路皐月に朝食を作ってもらっていると思うと、申し訳なくなるな‥)


「やっぱり、お手伝いします!」


立ちあがりキッチンに向かうと、皐月さんに止められてしまう。


「○○さんはゲストですから、お掛けになっててください」


いや、主人公の家だし、むしろ皐月さんの方がお客様じゃ‥

主人公は渋々待っていることに。

ふと見ると、皐月さんが買ってきた品物、ぜんぶ高いやつばっかだったw

やっぱセレブなんだな‥と少し壁を感じてしまう主人公だった。


「さ、○○さん出来あがりました。飲み物はコーヒーにしますか?フルーツジュースがいいですか?」


「あの‥では、フルーツジュースをお願いします」


オムレツとサラダと焼き立ての高級そうなパンがテーブルを飾り、皐月さんと向かい合わせに座った。


「どうぞ、召し上がってください」


「はい。いただきます‥」


(う、すごく見られてる。これは緊張するな‥)


オムレツは綺麗な黄金色で、中身はトロトロ半熟だった。


(見た目だけでも十分美味しそう‥。見られながら食べるのは恥ずかしいけど‥)


「‥美味しい!すごく、美味しいです。どんな味付けされているんですか?」


「ふふ、それは企業秘密です。けれど、○○さんのお口に合って良かったです」


「そんな‥」


「昔は悠月におやつを作ったりしましたね。ドーナツとか‥料理するのは久しぶりですが楽しいですね」


「素敵なお兄さんですね!私もそんな兄が欲しかったです」


あー‥分かるけど、兄エンドだと=バットエンドになる可能性が‥


「兄、でいいんですか?」


え?


「それはどういう意味ですか?」


(兄でいいって‥血が繋がっていてもいいのかって意味だよね‥)


「そのままの意味ですよ」


「私は○○さんが妹ではなく、よかったと思います」


え?え?


(そ、それって‥。いやいや、皐月さんのことだから深い意味はないはず‥)


「そう言っていただけて、嬉しいです」


「上手く、かわされてしまいましたね‥」←ちょー笑顔w


口説かれてたー!!?(//・_・//)


「まあ、今は朝食を楽しみましょうか。ところで○○さん、本日はお仕事ですか?」


「いえ、今日はお休みです。皐月さんはお仕事でしょうか?」


「いえ、今日はお休みですが‥‥何か用事がおありですか?」


「せっかくなので、買い物に行こうと思っています」


「買い物ですか。もしご迷惑でなければ、その買い物、私もお付き合いさせて頂いてもよろしいでしょうか?」


「え!?でも、皐月さんが普段行くようなお店じゃないですよ‥」


「それならなおさら行ってみたいです。何事も勉強ですから」


「‥わかりました」


そう言って訪れたのは量販店。

皐月さんはこんないい材質でこの値段で買えるのかって驚いてるw


「このウールも上質だなあ」


(皐月さんがここにいるのって、なんだか変なの。でも本人が楽しそうだしいいのかな)


そこに店員が来て、気になるものがあれば試着してみてくださいって勧められる。

せっかくなので、戸惑う皐月さんを半ば強引に試着勧める主人公w

お世話になってるし、この金額なら私も買えるから気に行ったものがあればプレゼントしようと意気込む主人公がかわいいww←


「○○さん、着てみましたが、自分ではないみたいです」


(どんな風になったんだろう!気になるな!)


「出てきてもらってもいいですか?」


カーテンを開け出てきた皐月さんは、モデルような出で立ちで、庶民の服を着こなしていた。


「‥たいへんお似合いですね!うちの服が一流ブランドのようです!」


「そうでしょうか?○○さん、どう思いますか‥?」


「素敵です‥。本当に、似合ってます」


「○○さんがそう言って下さると、自信が持てます」


「彼氏さんは、彼女さんが大好きなんですね~」


そうなんですよ~w大好きなんですよーww


「‥は!?かっ彼氏じゃないですよ!」


「ふふ」


「皐月さんもわらってないで、誤解を解きましょうよ!」


「○○さんが必死な姿を見るのが、楽しくて‥」


「○○さんは彼女ではありません。私の大切な方です」


「あ‥ご婚約されているんですね。素敵な未来の旦那様ですね!」


「ちっ、違う。違います!皐月さん!もっと勘違いされる言い方しないでください!」


その後、なんとか誤解を解くことに成功した。

別に解かなくてもいいのに~(-з-)


「あの、この服買うので、このまま着ていってもいいですか?」


「はい、もちろんです」


「それは楽しそうだ。あ、では‥」


カードを出そうとする皐月さんを手で制した。


「あのっ、私からのプレゼントです。その、普段からいろいろお世話になっているので‥」


「いいんでしょうか‥」


いいんです!w

庶民マンションで一緒に朝ご飯した記念日にプレゼントっていうちょっと苦しい言い訳を言って、服をプレゼントすることになった。

それからしばらくその店の品物を見て、外に出た。


「ふふ、スーツじゃない皐月さんと街中を歩くのって変な感じですね」


「そうですね。私も着慣れていないせいか、少し照れくさいです」


「さて、これからどこに行きましょうか‥」


「あ‥○○さん、少しだけ待っていて下さい」


「え!どこに行くんですか!?」


店の中に入っていき、忘れ物かな‥と思って待っていると袋を手に戻ってきた。


「○○さんに私からのプレゼントです」


「そ、そんな受け取れませんよ」


「いえ、ぜひ受け取ってください」


中を見ると見たことのあるニットが出てきた。

え、まさかの皐月さんとおそろ!?(°∀°)b w

いいのか、付き合ってもないのにペアルックとか!!ww

一緒のときに着なければいいか‥とそのプレゼントをもらうことにした。

それから全国展開している有名チェーン店でお食事。

皐月さんは居酒屋が初めてみたいで、周りを楽しそうに見ていた。

表示価格を見て、安いと驚きながらも興味のある品物を注文。

皐月さんは味にも満足してくれて、そのあと二人でしばらく庶民的な料理を楽しんだ。


「なんだか、やっぱりって感じです」


「電車の乗り方を知らなかったことですか‥?」


さすがセレブw

皐月さんは切符の買い方もよくわからず、販売機の前で戸惑っていた。


「はい。よく、芸能人とかが改札のバーにぶつかる、とか言いますけど、それを目の当たりにするとは思ってもいなかったです」


「お恥ずかしい限りです。私もまだまだ勉強が足りませんね」


そのうち、電車の揺れが心地よくて次第に眠くなってきてしまった。

分かるわぁ‥眠くないときでもあの揺れで眠くなってしまう。

家の近くまで来たところで、ぼんやり歩いていたら身体から力が抜けたように倒れそうになった。

お酒の飲み過ぎじゃw

けれど、転ぶことなく皐月さんの腕が受け止めてくれた。


「ご、ごめんなさい‥すぐにどきます‥‥皐月さん?」


慌てて離れようとする主人公を、皐月さんが抱きしめてきた。


(ど、どうして抱きしめられているんだろう‥‥これが、皐月さんの身体だって改めて感じる。こんなに身体がしっかりしていて、腕も太くて‥鍛えてるんだ‥わ、私、何考えてるんだろう‥)


変★態!!そんな私も変態ww←


「○○さん‥」


「は、はい‥」


「私も少し酔っているようですね」


皐月さんが離れていく。

身体が支えを失ったように不安定な気持ちになってしまう。


(意外だったから、びっくりして変な気持ちになってるんだ‥)


「行きましょうか」


「は、はい‥」


皐月さんが手を差し出してきた。

転ばないように手を繋ぐからだと分かっていたけれど、腕が高鳴って手を取ることも緊張してしまう。

家に着き、お水(お酒飲んだから?)を‥とか言ってたら、皐月さんいきなり寝ちゃったw


「気が抜けたのかな‥」


床に座り込む形でなんとか皐月さんの大きな身体を支える。


(本日は本当にお疲れ様でした‥。お酒も飲んだし、日ごろのお仕事の疲れもあったんだろうな)


少しだけこのままがいいと思い、しばらく皐月さんの寝顔を見ていた。



次回予告。

庶民生活に慣れてきた皐月さん。

そんな中、二人でお祭りに行くことに!

次回はスチルか~w

口元がすごいにか~ってしてるけど、お祭りを楽しんでるのかな?w

そして主人公が恋心を自覚!?