ここに残る

受けてみたいです












バン!と、耳の奥で大きな音がした。

主人公の頬にじわっと広がる痛み。

え、いきなりなんで修羅場!!?(゜д゜;)


「はい、OK!」


その声に張りつめていたスタジオの空気が一気にゆるむ。

あ、なるほど、ねww


(痛い‥‥)


頬を手で押さえながら顔を上げると、にっこり笑う佐伯さんと目が合った。


「ごめんなさいね。強く叩き過ぎたかしら?」


「いえ‥‥平気です」


「つい、演技に熱が入っちゃったわ」


「このまま休憩に入りまーす!」


頬を押さえたままセットから出ると、モモちゃんが手招きにしている。


「○○ちゃん、こっちよ」


近づいていくと、モモちゃんは濡れたタオルと冷却剤を主人公の頬にあてた。

冷たくて気持いい‥と思いつつ、周りを見渡すと山田さんがいない。

どうやら、事務所からのお呼び出し。

そこに佐伯さんが来て、いつもくっついてるマネージャーさんは?って。


「あ‥ちょっと外しているんです。あの、何か御用でしたか?」


「そういうわけじゃないの。ただ、あなたにとってとても大切な時期なのに、どこに行ったのかしら、と思って」


彼女の言葉に一瞬、戸惑う。


「大切な時期‥‥どういうことでしょうか‥?」


(犯人がまだ捕まっていないから‥大変な時期って言おうとしたのかな‥?)


すると、佐伯さんが少し微笑んだ。


「聞いたのよ、あの話」


「あの話‥?」


小さくつぶやく主人公を見て、佐伯さんの表情が驚きの色に広がっていく。


「あら‥‥まだ知らなかったみたいね‥」


・・・・・・・?

その時、スタッフが監督がお呼びですって呼びに来て、余計なこといってごめんなさいねと意味深げな言葉を残して去って行った。

佐伯さんの背を見ていると、モモちゃんが話しかけてきた。


「相変わらずの迫力ねぇ‥‥どうやら○○ちゃんのことを心配してきたみたいだけど‥」


「そうですね‥‥でも‥」


(あの話ってなんだろう?徹平さんが事務所に呼ばれたことと、関係あるのかな?)


もしかして、本当に出世のお話ですか?

そう思って、撮影が終わった後、帰ってきた徹平さんに聞いてみると、さすがに耳が早いなって。

で、その話を明日社長から事務所で話してくれるみたいなんだけど‥‥やっぱ出世、かな?

今日寝られんやーん(私の心の叫び)と思いながら、駐車場に言ったら・・・・・・・・まーた、前ぶつかった警備員と遭遇。

やだよー‥嫌な予感しかしないよーって思ってたら、前送られてきた脅迫状に、一枚の紙が。


≪俺を裏切った○○を許さない≫


ほらあぁああぁあ!!!!!!!((((((ノ゚⊿゚)ノ;;

しかもご丁寧に車のタイヤパンクさせられていた。

すぐさま警察に連絡し、恐怖に押しつぶされそうになってると山田さんが支えてくれて、モモを呼ぶから医務室に行けって。

ここでここに残るかモモちゃんのところに行くか、の選択肢が出て、山田さんの傍が安心するからってことで一緒に残ることに。


「‥‥わかつた。その代わり‥‥寄りかかっていろ」


「‥すみません」


「なにも心配するな。俺が一緒にいるから‥」


ぽんぽんと撫でられる背中に、少しずつ気分が落ち着いていたかと思うと‥


「○○!」


彼の叫び声が耳を貫くと同時に、全身に鈍い痛みが走った。


(な‥なに‥っ?)


さらに、ドンッと鈍い音が辺りに響いた。

痛みを堪えながら顔を上げると、ナイフを持った男がこちらを見ていた。


(あ‥‥)


「‥‥チクショウ」


そう吐き捨てる、その男を主人公は知っていた。


(この人、さっき‥)


「‥お前‥‥確か局の警備員じゃ‥」


ほーーーらーーーーぁっ!!!!!!!(w_-;


「○○‥‥よく俺を裏切ってくれたな‥」


その言葉に徹平さんが反応する。


「彼女が何をしたというんだ!」


「うるせえ!知ってるんだ‥‥俺は知ってるんだぞ!お前ら、つ、付き合ってるんだろ?俺に隠して!」


いや、なんであんたの許可が‥


「なっ‥何を言ってるんだ!?」


「う、うるせぇ‥‥絶対に許さねえからな!」


男はそう叫ぶと、ブンブンとナイフを振り回す。

もう完璧精神逝ってるよ~!!!;;


「デビューしたときから、俺はずっと○○が好きだった。それなのに、こんな男と‥‥」


少なくともお前よりかは何倍もいい男だっ!!!

つーか、熱烈なファンってほんと恐いな。

好きなのはいいけど、勝手に自分のもの感覚にすんなよな‥‥自分の好きな芸能人と~~って妄想するのは、脳内だけにしとけ。

警備員っていう仕事上、間近で見てたから妄想の域を越えちゃったんだろうか‥

会うことがなかったら妄想のままで終わるけど、会っちゃうとエスカレートした‥って感じ?

いや、そもそも本当に警備員なのか?でも警備員の服着て簡単に局に侵入する‥とかそんなことは‥できない、よね??防犯しっかりしてるよね!?


「‥‥○○、隙を見て逃げるんだ」


「え‥?」


「とりあえず、局内まで走れ」


「え、でも‥‥それじゃあ徹平さんは‥」


「うるせぇ!ふたりで勝手にしゃべってんじゃねえよ!」


男は激しくわめき立てると、ナイフを振り回したまま、主人公たちに向かってきた。


「やめろ!」


「徹平さん!」


徹平さんが男の身体に自分の身体をぶつけると、ふたりはバランスを崩して地面に倒れこむ。

山田さん、危ないーッ!!!!!!


「○○‥‥行け!」


いやいや!そんな今にも刺されそうになってる徹平さんを見逃して逃げるのとか無理です!

ナイフの刃先が一気に徹平さんの顔に近付いていく。


(危ない‥!)


「そう思うのと同時に、男の身体が揺れた。


「ぐはっ‥!」


山田さんの拳が男のみぞおちにヒット!!

握られていたナイフが地面に落ちた時、バタバタと騒がしい足音が聞こえてきた。


「警察だ!」


はやっ!!

でも展開的には遅い!?

でも、普通こんな早く来ないよねw

男が取り押さえられて、そのあとは‥いつも通りのいちゃいちゃタイムですww

一日一回必要なのか、これw



そして翌日、事務所に行くとハリウッド映画のオーディションの話が来てるって社長が。

主人公はびっくり。私はやっぱり‥って顔。(聞いてない)


「ああ。日本人役のオーディションなので、語学力はそこまで要求されないが‥‥いいチャンスじゃないかと思ってね」


「あの‥それって本当のことなんでしょうか?もしかしてドッキリとかじゃ‥」


少し前にやっていたドッキリ番組のことを思い出す。

・・・え?ドッキリって聞くと、慎之介ルートの続編での、あの忌々しいドッキリしか思い浮かんでこないんだけど。

そういや、今番宣で来週の火曜日のロンハーで、若手芸人にタレントを近づけさせて、最終的に二股する~‥っていう感じのやってて、彼女が泣いてるのをみたんだけど、ドッキリとはいえ最悪だよね。

番宣のCMだから、そこまで詳しく言ってないけど、あれだけ聞くと見てるこっちまで気分悪くなるような内容で。

バラエティ番組って見る側をいかに楽しませるか、が目的なのに、なんか人様のプライベートに足突っ込んで、ややこしい問題にしてるような気がしてならん。(あれだけと見ると)

ドッキリにも限度ってもんがあるだろ、なんでわざわざ彼女がいる若手芸人にそんなドッキリするかなあ‥‥信じらんない。

んで、ドッキリが終わったら、彼女とその若手芸人の関係放置、でしょ?

浮気はいかんけど、彼女傷つけることまでしていいのかなあって思う。

まあ、その若手芸人が前々から女好きでー、いっぺん懲らしめたらなあかんっていう建前があるのかもしれんけど、現在進行形で付き合ってる彼女までテレビに出させてさー‥

彼女には了解を得てやってることでも、今後の私生活に少なくとも影響出るし、どうしても同情してしまう。

こう書いてて思ったんだけどさ、慎之介ルートの続編って主役が二人ともドッキリっていう事実知らなかったよね?

・・・・・ますます悪いやん。

事務所の了解はあっても、当人たちの了解もなしに、婚約中の二人の間に綾香と松田さん入れて引っかき回して‥‥それで、もし万が一婚約解消になったらどうするつもりだったんだ。

実際主人公、周りの人たちが綾香と慎之介さんの噂をしているの聞いたり、慎之介さんと話したいのに仕事で忙しいとかですれ違いが続きまくったり、綾香に嫌味言われて・・・精神的に追いつめられて泣いてたしね。

リアリティがあって見る分には面白く思えても、当事者がこんなに傷ついていいもんなのか?

ましてや、主人公タレントなんですけども。

この時、隼人さんのBADエンド騒動(エラーで最後BADエンドにしかいけなかった)の次にこういうシナリオだったから、確かダリ芸やめる人続出したんだよね。

別にライバルを出すなとは言わない、むしろ出た方が盛り上がるけど、ライバルと攻略キャラが‥wとかそういうストーリーは、たとえ偽りであってもこのゲームのキャラ構成と内容上、だめだ。

つーか、綾香と攻略キャラが‥wってのがダメ。許さない。

あんな曲がりに曲がった性格で人の幸せを妬んで、「いっそ不幸になっちゃえw仕事も人気ある男も全員アヤのものよw」とか思ってる、ボルテージ史上、最悪の悪女キャラにそんなの許すものかぁああぁあ!!!!!!!!(`・ω・´)←

はっ‥脱線した、すみません。(^▽^;)


ドッキリですか?と聞くと、社長はハハハッと笑った。


「いや、そう思うのも無理はない。私だって最初は信じられなかったからねぇ。‥だか、これは事実なんだよ‥‥なあ、山田くん?」


その言葉に山田さんがうなずく。

んで、合格すればアメリカでの芸能生活の足がかりになるだろうって。

でも、オーディションに受かれば事務所をやめなきゃいけないみたい。

アメリカにはそういう制度がある‥んだっけ?

向こうの芸能事務所に入らないと、活動できない‥とか。

ここで、山田さんとのすれ違いっぽいですねー‥

ハリウッドに行く主人公を応援するとか帰り際に言われちゃいましたよ。