選択肢
素直に口を開ける
幸村に聞く
甲斐に来てから数日。
幸村さんの世話という名目で城にお世話になっていたけど、特に何かするわけでもなかった。
「〇〇姫、どうかされましたか?そのような浮かない顔をして」
「いえ、穏やかな暮らしが続くので、少し不安になってしまったのです」
家のためにこの戦乱の世を生き残れるだけの力を持つ人を見つけなきゃいけないのに、主人公は幸村さんの傍でこうして安穏としていて、嫌だと思わないでこのまま過ごしていたいと思ってしまっている。
主人公は幸村さんを様づけにしてるんだけど、やっぱり窮屈なので身内だけの場所ならお互いに昔のように呼び捨てとちゃんづけに戻すことにした。
「そういえば幸村は幼い頃別れて以後、どこにいらしたんですか?やはり、信玄様所縁の家でしょうか?」
「いえ、信玄様には私だけが仕えていて、父や兄は違う武将に仕官しております。〇〇家から去ったあとは、父が仕官先を変えるたびに織田や北条と住居を変えていました」
「そうだったのですね。織田といえば信長様が有名ですが、お会いしたことはありますか?」
「‥‥ええ。けれど私は居候の身。おいそれと口が利けるような立場ではありませんでした。それに比べて〇〇ちゃんときたら」
「わ、私ですか?何かしましたか?」
「私の中の姫という印象が大きく変わるほどに」
「私ったらそんなにおてんばをしてたのかしら?ごめんなさい」
「そういうところです。身分が高いというのに、〇〇ちゃんは私のような人質同然の者にも優しかった」
「身分が高いなんて‥‥〇〇家は小さな国。それに私自身は何もしていないのに、威張ることなどできません」
「他の姫君はそうは考えません。高飛車で我儘で。さして美しくもないのに、美しいと信じ込み——」
「‥それは言い過ぎだと思いますよ」
幸村さんははっとしたように口元を押さえ、ばつが悪そうに謝ってきた。
幸村さん、一体どんだけのストレスをw
少し待っていてくださいと言い、持ってきたのは昔よく食べたお菓子を持ってきてくれた。
主人公は口の中で溶けるお菓子が哀しいと何度も泣いてたらしい。
なんてかわいいんだw
そのたびに幸村さんが涙を‥‥ほ、ほほえまし過ぎる絵図だな(*´Д`)=з
幸村さんはお菓子を一つ摘んで、主人公の口の前に差し出してくる。
「はい、あーん」
子供の頃には感じなかった恥ずかしさを押し隠し、口を開ける。
「‥‥い、頂きます」
「ふふ、美味しいですか?」
(あまりの恥ずかしさに、味がしません‥)
楽しそうだなw
恥ずかしさを紛らわすためにお菓子をもうひとつ取って頬張る。
幸村さんはもっと恥ずかしそうにする主人公が見たい‥ってあの、もうデッレデレやんけw
ものすごくあまーい雰囲気が流れてたのに、足音が響いてきた。
何か起こったようで、幸村さんが部屋を出ていく。
部屋の中で悶々としているよりは、と何かあったのか聞きに廊下に出るが、誰にも会わない。
そういえば、ここでは幸村と小次郎以外の姿を見ることはほとんどない‥‥だ‥と?
まさか、囲われてるんじゃ‥w
いや、もしくは真田十勇士がいて、気配を消してるのかもしれないけど。
庭に幸村さんと才蔵さんを発見し、声をかけるけど、なんでもないから部屋まで案内するって言われちゃって。
その時、どこからか男の声が聞こえて越後など蹴散らしてくれるわ!って。
どうしても気になるので、戦をするのですか?と聞くとやはりそうみたい。
「私はこのまま居候をし様子を見ていてもいいのでしょうか」
「大丈夫です」
(どうして笑っていられるのかしら‥)
やっぱ囲われてる!?
なーんか、黒いのが見え隠れしてるぞ‥
素直に口を開ける
幸村に聞く
甲斐に来てから数日。
幸村さんの世話という名目で城にお世話になっていたけど、特に何かするわけでもなかった。
「〇〇姫、どうかされましたか?そのような浮かない顔をして」
「いえ、穏やかな暮らしが続くので、少し不安になってしまったのです」
家のためにこの戦乱の世を生き残れるだけの力を持つ人を見つけなきゃいけないのに、主人公は幸村さんの傍でこうして安穏としていて、嫌だと思わないでこのまま過ごしていたいと思ってしまっている。
主人公は幸村さんを様づけにしてるんだけど、やっぱり窮屈なので身内だけの場所ならお互いに昔のように呼び捨てとちゃんづけに戻すことにした。
「そういえば幸村は幼い頃別れて以後、どこにいらしたんですか?やはり、信玄様所縁の家でしょうか?」
「いえ、信玄様には私だけが仕えていて、父や兄は違う武将に仕官しております。〇〇家から去ったあとは、父が仕官先を変えるたびに織田や北条と住居を変えていました」
「そうだったのですね。織田といえば信長様が有名ですが、お会いしたことはありますか?」
「‥‥ええ。けれど私は居候の身。おいそれと口が利けるような立場ではありませんでした。それに比べて〇〇ちゃんときたら」
「わ、私ですか?何かしましたか?」
「私の中の姫という印象が大きく変わるほどに」
「私ったらそんなにおてんばをしてたのかしら?ごめんなさい」
「そういうところです。身分が高いというのに、〇〇ちゃんは私のような人質同然の者にも優しかった」
「身分が高いなんて‥‥〇〇家は小さな国。それに私自身は何もしていないのに、威張ることなどできません」
「他の姫君はそうは考えません。高飛車で我儘で。さして美しくもないのに、美しいと信じ込み——」
「‥それは言い過ぎだと思いますよ」
幸村さんははっとしたように口元を押さえ、ばつが悪そうに謝ってきた。
幸村さん、一体どんだけのストレスをw
少し待っていてくださいと言い、持ってきたのは昔よく食べたお菓子を持ってきてくれた。
主人公は口の中で溶けるお菓子が哀しいと何度も泣いてたらしい。
なんてかわいいんだw
そのたびに幸村さんが涙を‥‥ほ、ほほえまし過ぎる絵図だな(*´Д`)=з
幸村さんはお菓子を一つ摘んで、主人公の口の前に差し出してくる。
「はい、あーん」
子供の頃には感じなかった恥ずかしさを押し隠し、口を開ける。
「‥‥い、頂きます」
「ふふ、美味しいですか?」
(あまりの恥ずかしさに、味がしません‥)
楽しそうだなw
恥ずかしさを紛らわすためにお菓子をもうひとつ取って頬張る。
幸村さんはもっと恥ずかしそうにする主人公が見たい‥ってあの、もうデッレデレやんけw
ものすごくあまーい雰囲気が流れてたのに、足音が響いてきた。
何か起こったようで、幸村さんが部屋を出ていく。
部屋の中で悶々としているよりは、と何かあったのか聞きに廊下に出るが、誰にも会わない。
そういえば、ここでは幸村と小次郎以外の姿を見ることはほとんどない‥‥だ‥と?
まさか、囲われてるんじゃ‥w
いや、もしくは真田十勇士がいて、気配を消してるのかもしれないけど。
庭に幸村さんと才蔵さんを発見し、声をかけるけど、なんでもないから部屋まで案内するって言われちゃって。
その時、どこからか男の声が聞こえて越後など蹴散らしてくれるわ!って。
どうしても気になるので、戦をするのですか?と聞くとやはりそうみたい。
「私はこのまま居候をし様子を見ていてもいいのでしょうか」
「大丈夫です」
(どうして笑っていられるのかしら‥)
やっぱ囲われてる!?
なーんか、黒いのが見え隠れしてるぞ‥