選択肢
義人君に会えるかなと思って
怒る
「義人くんこそ‥どうしてここへ‥?」
義人くんに近づこうとしたら、足に何かが引っ掛かって義人くんの腕の中‥ってまたこのシチュかw
「前にもあったね、こんなこと」
そっと顔を上げると、彼に抱きしめられるような体制のまま見つめ合う形になる。
「う、うん‥」
ごめんねと言って義人くんから離れようとするものの、しっかりと捕まれた手にそれ以上動けない。
「でも、良かった」
「え?」
「どっちも俺のいる時で」
そう言われ、思わず少し義人くんに寄り添う形にw
心臓の音が聞こえる。
彼は一瞬ふわりと抱きしめるように私の背中に触れ、すぐに手を離した。
(あ‥)
「ごめ‥‥」
そう言いかけて、義人くんは笑った。
「いや、今は断らないでおくよ」
「‥え?」
「怪我しなくてよかったから‥悪いって思ってないし」
なんか‥めっちゃのほほんとするんですけどww
「でも、どうしてここへ‥?」
「義人君に会えるかなと思って」
そう言って義人くんの顔をじっと見つめると、彼は少し動揺したように視線を泳がせた。
「俺に‥?」
長い長い沈黙、自分のことばっかり‥とか言わなかったらよかった‥とか思ってたら「俺も」って言ってくれた!
「俺も、ここに来たら会えるかなと思って‥まさか、俺と同じようなこと考えてるなんてな‥」
義人くんはそう言って私に一歩近づく。
「でもよかったよ。○○ちゃんと共演できて、それに‥ここで会うことができて。」
彼の手がすっと伸びてきた。
「最後に‥‥顔が見たかったから」
最後?
場面変わり、Waveの控室。
「あいつ、まだやめるって言ってんの?」
「え?‥‥もしかして、○○ちゃんに振られちゃったから?」
「おい、なんで義人と○○ちゃんがそんなことになってんだよ!」
三人のやり取りに一磨さんが笑う。
「あいつは‥もともとこの仕事をやりたかったわけじゃないからな」
「だったら、無理してやんなくていいんじゃないの?」
「お前なあ‥5人でWaveだろ」
「5人でって‥一番ピンの仕事が多いくせに」
その言葉に翔くんはウッと口をつぐむ。
京介くんはやめるなんて意外だなという。
最初は嫌々だったかもしれないけど、今はなんだかんだでいい感じだったんじゃないかなって。
後、義人くんが一磨さんの言うことを素直に聞くのは、過去にディレクターに難癖つけられて怒られてたときに義人くんの代わりに一磨さんが謝ってくれたことがひとつの要因だったみたい。
戻ってスタジオ。
「最後って‥‥どういう意味?」
主人公が尋ねると、義人くんはごまかすように言った。
「あ、いや‥ドラマがなくなったら‥なかなかこうやって会うこともないだろうと‥そう思って」
主人公はそれがウソだとなぜかそう感じた。
「義人く‥」
「せっかくだから、最後までやりたかったな」
「うん‥そうだね」
二人は近くの椅子に座る。
「俺‥ずっとWaveを‥‥芸能活動をやめたいって思ってたけど‥少しずつ居心地がよくなってきたのも確かで‥もしかしたら俺、このままここにいてもいいのかなって‥」
「義人くん‥」
「だから俺、このドラマの話が来たとき、がんばってみようって‥そう考えた。共演者に隼人さんもいるって言うし‥‥」
「あ、前に言ってたよね。憧れてるって」
「憧れてるっていうか‥すごいなって。前に俺の好きな作品がドラマ化されたとき、ちょうど主演を白鳥隼人‥隼人さんがやってた」
「へえ‥」
「それが驚くほど見事に表現されてて‥‥その演技に引き込まれて、俺はそういう風に何か表現してみたいなって‥そのとき漠然とそう思ったんだ」
「そうだったんだ」
「でも、なかなかうまく表現ができないときがあって‥やっぱり、俺には無理なんじゃないかって思ったりもした。でも、そんなとき‥いつも君が‥‥○○ちゃんが背中を押してくれて‥」
「義人くん‥」
「‥‥だけど、ドラマは中止になった」
「‥え?」
「やっぱり俺の居場所は‥ここじゃないようだ」
そう言って彼は私の顔を悲しげな瞳で見つめた。
「‥‥もう‥‥‥俺は‥本当にやめるよ‥」
「やめるって‥‥何、言ってるの!」
そうだそうだー!!←
「こんな‥こんな中途半端な状態でやめて、義人くんは後悔しないの?確かに自分の意志で入ったわけじゃないかもしれない。でも、少しずつやりがいを見出してきたんでしょ?」
義人くんの瞳がかすかに揺れる。
「それなら、こんなときにやめてしまったら‥きっと後から後悔すると思う!」
「‥俺はしないよ」
義人くんはキッとこちらを見た。
「最初からやめたいって思ってたんだから。姉ちゃんが‥みんなが喜ぶからって‥‥少しの間だけならそう思ってやっていた。」
「少しの間だけ‥?」
「そう。だから、その間だけは問題を起こさないように、迷惑をかけないようにって‥なるべく大人しくしてきたつもりだった。でも、俺にはこういうことは向かない。」
(義人くん‥本気で‥?)
「それに、今度のドラマも中止になった。‥‥だからもういいんだ」
「そんな‥ドラマはまだダメになったって決まったわけじゃないよね。それに、もし完全に中止になったとしても‥また新しいドラマに挑戦すれば‥」
ああ‥なんかすごいイライラしてきた。←
義人くんがこんなにマイナス思考っていうか、後ろに後退することしか考えてないこととか、主人公が果てしなく当て馬っぽいところとか。
「だから、もういいって!もう‥俺のことは放っておいてくれ。君には関係ないことだろ?」
そう言われて、主人公は涙が出そうになり、謝ってスタジオを出ようとした。
でも、ぐっと義人くんに手を掴まれる。
「‥待って。もう少しだけ‥」
義人くんは静かにこちらにやってくると、主人公をふわりと抱きしめた。
「俺の言い方が悪くて‥ごめん‥」
いや、でも実際決めるのは義人くんだし、義人くんが悪いわけじゃないと思われ(ry
心配してくれてありがとうと言われ、なぜか近づいてくる義人くんの顔。
迫ってくる顔に、主人公は射すくめられたように動けなかった。
義人君に会えるかなと思って
怒る
「義人くんこそ‥どうしてここへ‥?」
義人くんに近づこうとしたら、足に何かが引っ掛かって義人くんの腕の中‥ってまたこのシチュかw
「前にもあったね、こんなこと」
そっと顔を上げると、彼に抱きしめられるような体制のまま見つめ合う形になる。
「う、うん‥」
ごめんねと言って義人くんから離れようとするものの、しっかりと捕まれた手にそれ以上動けない。
「でも、良かった」
「え?」
「どっちも俺のいる時で」
そう言われ、思わず少し義人くんに寄り添う形にw
心臓の音が聞こえる。
彼は一瞬ふわりと抱きしめるように私の背中に触れ、すぐに手を離した。
(あ‥)
「ごめ‥‥」
そう言いかけて、義人くんは笑った。
「いや、今は断らないでおくよ」
「‥え?」
「怪我しなくてよかったから‥悪いって思ってないし」
なんか‥めっちゃのほほんとするんですけどww
「でも、どうしてここへ‥?」
「義人君に会えるかなと思って」
そう言って義人くんの顔をじっと見つめると、彼は少し動揺したように視線を泳がせた。
「俺に‥?」
長い長い沈黙、自分のことばっかり‥とか言わなかったらよかった‥とか思ってたら「俺も」って言ってくれた!
「俺も、ここに来たら会えるかなと思って‥まさか、俺と同じようなこと考えてるなんてな‥」
義人くんはそう言って私に一歩近づく。
「でもよかったよ。○○ちゃんと共演できて、それに‥ここで会うことができて。」
彼の手がすっと伸びてきた。
「最後に‥‥顔が見たかったから」
最後?
場面変わり、Waveの控室。
「あいつ、まだやめるって言ってんの?」
「え?‥‥もしかして、○○ちゃんに振られちゃったから?」
「おい、なんで義人と○○ちゃんがそんなことになってんだよ!」
三人のやり取りに一磨さんが笑う。
「あいつは‥もともとこの仕事をやりたかったわけじゃないからな」
「だったら、無理してやんなくていいんじゃないの?」
「お前なあ‥5人でWaveだろ」
「5人でって‥一番ピンの仕事が多いくせに」
その言葉に翔くんはウッと口をつぐむ。
京介くんはやめるなんて意外だなという。
最初は嫌々だったかもしれないけど、今はなんだかんだでいい感じだったんじゃないかなって。
後、義人くんが一磨さんの言うことを素直に聞くのは、過去にディレクターに難癖つけられて怒られてたときに義人くんの代わりに一磨さんが謝ってくれたことがひとつの要因だったみたい。
戻ってスタジオ。
「最後って‥‥どういう意味?」
主人公が尋ねると、義人くんはごまかすように言った。
「あ、いや‥ドラマがなくなったら‥なかなかこうやって会うこともないだろうと‥そう思って」
主人公はそれがウソだとなぜかそう感じた。
「義人く‥」
「せっかくだから、最後までやりたかったな」
「うん‥そうだね」
二人は近くの椅子に座る。
「俺‥ずっとWaveを‥‥芸能活動をやめたいって思ってたけど‥少しずつ居心地がよくなってきたのも確かで‥もしかしたら俺、このままここにいてもいいのかなって‥」
「義人くん‥」
「だから俺、このドラマの話が来たとき、がんばってみようって‥そう考えた。共演者に隼人さんもいるって言うし‥‥」
「あ、前に言ってたよね。憧れてるって」
「憧れてるっていうか‥すごいなって。前に俺の好きな作品がドラマ化されたとき、ちょうど主演を白鳥隼人‥隼人さんがやってた」
「へえ‥」
「それが驚くほど見事に表現されてて‥‥その演技に引き込まれて、俺はそういう風に何か表現してみたいなって‥そのとき漠然とそう思ったんだ」
「そうだったんだ」
「でも、なかなかうまく表現ができないときがあって‥やっぱり、俺には無理なんじゃないかって思ったりもした。でも、そんなとき‥いつも君が‥‥○○ちゃんが背中を押してくれて‥」
「義人くん‥」
「‥‥だけど、ドラマは中止になった」
「‥え?」
「やっぱり俺の居場所は‥ここじゃないようだ」
そう言って彼は私の顔を悲しげな瞳で見つめた。
「‥‥もう‥‥‥俺は‥本当にやめるよ‥」
「やめるって‥‥何、言ってるの!」
そうだそうだー!!←
「こんな‥こんな中途半端な状態でやめて、義人くんは後悔しないの?確かに自分の意志で入ったわけじゃないかもしれない。でも、少しずつやりがいを見出してきたんでしょ?」
義人くんの瞳がかすかに揺れる。
「それなら、こんなときにやめてしまったら‥きっと後から後悔すると思う!」
「‥俺はしないよ」
義人くんはキッとこちらを見た。
「最初からやめたいって思ってたんだから。姉ちゃんが‥みんなが喜ぶからって‥‥少しの間だけならそう思ってやっていた。」
「少しの間だけ‥?」
「そう。だから、その間だけは問題を起こさないように、迷惑をかけないようにって‥なるべく大人しくしてきたつもりだった。でも、俺にはこういうことは向かない。」
(義人くん‥本気で‥?)
「それに、今度のドラマも中止になった。‥‥だからもういいんだ」
「そんな‥ドラマはまだダメになったって決まったわけじゃないよね。それに、もし完全に中止になったとしても‥また新しいドラマに挑戦すれば‥」
ああ‥なんかすごいイライラしてきた。←
義人くんがこんなにマイナス思考っていうか、後ろに後退することしか考えてないこととか、主人公が果てしなく当て馬っぽいところとか。
「だから、もういいって!もう‥俺のことは放っておいてくれ。君には関係ないことだろ?」
そう言われて、主人公は涙が出そうになり、謝ってスタジオを出ようとした。
でも、ぐっと義人くんに手を掴まれる。
「‥待って。もう少しだけ‥」
義人くんは静かにこちらにやってくると、主人公をふわりと抱きしめた。
「俺の言い方が悪くて‥ごめん‥」
いや、でも実際決めるのは義人くんだし、義人くんが悪いわけじゃないと思われ(ry
心配してくれてありがとうと言われ、なぜか近づいてくる義人くんの顔。
迫ってくる顔に、主人公は射すくめられたように動けなかった。