選択肢

ソウシさんらしい
ソウシさんの隣へ行く














嵐の翌日。
空はすっかり晴れていて、助かったんだと思わずニヤニヤ。

「なんだ、お前。ニヤニヤして」

「シンさん!おはようございます!」

「朝っぱらから大声を出すな」

「寝不足で頭痛いんだから」

「あっそっか。一晩中見張りをしていたんですよね」

「まったく、湿気で髪が台無しだ」

シンさん‥もしやくせ毛?

(あ、シンさんの髪の毛、毛先がくるくるしてる‥)

私の同胞がここに!!
ブラッディトライアングルももうすぐ抜けるし、モルドー帝国に向かうんだって。
するとそこに帝国の船が座礁しているのを見つけた。
シンさんはほっとけっていうけど、ソウシさんは助けるって言って、救命ボートに助けを求める人に近づいて声をかける。
でも海軍の人は睨むだけで無視。
シンさんはこんなやつ助けることないって言うも、薬草と清潔な布を樽に入れてボートに向かって投げた。
シンさんはまだ納得のいかないような感じで、主人公にどう思う?と聞いてきたのでソウシさんらしいと思うと答えたら、誰にでも優しくするのは理解できないって。
やがてモルドー帝国の近くにある小さな島に着いた。

「ここからはボードで移動するぞ。今朝の作戦通りトワは船の留守を頼む」

「任せてください!」

「残りは帝国に潜りこむ。目指すは帝国の地下宮殿『獅子宮』だ」

「それ、本当にあるんっすか?」

「行ってみなけりゃ分からねえよ」

「げ」

「なんだハヤテ?お前は確実に地図に存在するような、つまらねえ場所にしか行く気はねえのか?」

「そ、そんなつもりはねえけど」

「他に異論のあるやつは?」

「「「‥‥」」」

ボートに乗り込むと主人公は思ってたよりも揺れるボートに少し気分が悪くなる。

「おい。さっそく船酔いかよ。これだから‥」

「船酔いしてません。それに、船酔いするかどうかは男も女も関係ないと思いますけど」

「なっ‥!」

「ハハッこいつ、女に言い負かされてやがる」

「う、うるせえっ!」

「ハヤテ、暴れるな。ボートが余計に揺れる」

「ところでさ。お前、なんでドクターの隣に行かないわけ?」

「え?私!?」

「いつもドクターにべったりくっついていたじゃないか」

「そういうわけじゃ‥」

そりゃ昨日あんなことがあればね‥

「へへっお前、ついにソウシさんを怒らせたんだろう」

「なんだ、喧嘩中だったのか‥」

「そんなことは‥」

「おかしなこと言うんじゃない。私と○○ちゃんは、別に喧嘩なんてしていないよ」

「でも朝だって、二人ともあまり目を合わさなかったじゃないですか」

「気のせいだよ、シン」

「そうですかね?」

「‥そこまで言うなら、私の隣において、○○ちゃん」

手を伸ばされて、隣に行こうとした瞬間、ボートが揺れてソウシさんを押し倒す形に!

「おう、悪い悪い!」

うっわーなんか満面の笑みなんですけど、船長w

「‥‥」

「‥‥」

「‥何見つめ合ってんだ、お前ら」

「そ‥そういうわけでは‥!」

「‥顔、赤いっすよ、ドクター」

「そんなに真っ赤になるくらい重たかったんっすか、その女」

「いや、そういうことじゃないだろう、ハヤテ」

ソウシさんと離れても、みんなのからかいは止まらない。

「ははは。ソウシも男だってことだ。なあソウシ」

「船長まで‥おかしなこと言わないでください。彼女に迷惑でしょう」

「私は‥迷惑ってわけじゃ‥」

「お?なんか言ったぞ、こいつ」

(しまった!つい本音が‥)

「もう一回言ってみろよ、○○。今度は大声で」

シンさん‥あーた自分ルートだとヘタレなくせに‥←

「イヤです!絶対イヤです!」

「シン。女の子に意地悪するんじゃない」

「へえ?俺が?本当に意地悪してるのは、どっちなんでしょうね?」

「‥‥」

その時敵地が見えた来た!ってハヤテさんが声を出した。
ハヤテさんは大暴れしたいらしいけど、今回は地図の手掛かりを見つけるため。

「神様!俺様の活躍するような出来事がありますように!」

(神様、ハヤテさんの活躍するような出来事がありませんように‥)

ボートがどんどんモルドー帝国に近づいて行った。