選択肢

悪いので断る
辻先輩はそんな人じゃない









↓ネタバレしてます











昼休み、理科実験室でこっそりと主人公たちは会議をしていた。
現状報告が終わり、広報のHP状況を印刷したものをみんなに見せるといいって褒めてくれる。
最後に恵人先輩が仕上げとばかりに口を開いた。

「さすが美術部員だな」

・・・え?

「えっハルさんって美術部だったの!?おれ知らなかった!」

「まあ幽霊部員だけどね」

辻先輩はそう笑いかけると、実験室の扉が勢いよく開け放たれた。
げっ‥生徒会のツインズ。

「‥ここでしたか。こそこそ隠れているものですから、見つけるのに手間取りましたよ」

ストーカーかw

「こんな息苦しいところで会議かあ‥‥頑張るねぇ」

葉月先輩、実験をいつもしてる生徒たちや教師に謝ってください★

「お前らには関係ねぇだろーが!」

恵人先輩がそう言うけど、教室使用許可書を出してませんよね?って。
あのねぇ‥いちいち勉強やら会議するのにそんなの使ってたら、自分たちの負担がかかるの目に見えてるでしょう?
というか、私はものの一時間前まで実験室で友達と試験勉強してたわ!それが何かー!?←

「‥許可書ならあとはここに委員長のサインをもらって出すだけっすけど」

「じゃあ、俺があれにサインして、今出しゃあいいんだろ?」

直江(京一)先輩が肩をすくめた。

「生徒会があなた方に許可を出すとでもお思いですか?」

「何だと!?」

「あなた方に使わせる教室などありません」

「お前‥最初っから‥!」

「恵人、出よう。関わり合っても仕方がない」

ナツメ先輩の一言で、みんなは悔しそうに生徒会の言い分に従った。


放課後、辻先輩と主人公はパソコンでチラシを作っていた。
主人公は昼休みのことが気になって先輩に尋ねてみる。
この美術室からは追い出されたりしないんですかね?って。
でも一応辻先輩は部員だから、使ってても大丈夫だと思うって。
どうやら前から教室の使用許可はあってけど、普段はあまり厳しく取り締まってないみたい。
そこに弘海ちゃんがやってきた。

「どう?進んでる?」

「あ、弘海さん‥うん、作業は問題ないんだけど‥」

「何かあったようね」

「実は、Gフェスのみんなが使える教室が無いんだ‥」

昼休みにあったことを弘海ちゃんに話すと、じゃあGフェスが美術部に入って廃部を間逃れることができたら、部室を提供してくれる、と。
とりあえず恵人先輩に相談したら、みんな勢ぞろいで美術室に集まってくる。
でもその綺麗で広い美術室を提供するんじゃなくて‥‥足の踏み場もない、物置と化した部屋を提供された。
みんな唖然。
弘海ちゃんだけは笑って、片づければいいってにこにこ。
グズグズ言ってても仕方ないということで片づけることになった。

「ちなみに今週中にお願いね!美化委員の先生にせっつかれちゃってさぁ‥」

「‥‥あ、そんな話そういえばしてたかも」

「晴彦‥思い出すの、遅過ぎ」

ですよねーw(*´Д`)=з

「‥はっ、今週中なんて猶予はいらねえ!お前ら、今日中にカタつけんぞ!」

※恵人先輩の何かにスイッチが入ったようです。

「えーっ俺ヤダ!てか無理だってこれ!」

「文句言うな!委員長命令だ!」

みんなしぶしぶ片づけを始めた。
お、お疲れ様です‥!!
しばらくして、多少人が入れるスペースができた。
パソコン移動したら?と言われたので、パソコンの本体を美術室から運ぼうとするんだけど‥予想以上に重くてうまく持ち上げられない。
そこに辻先輩が来て、一緒に持っていくことに。
でもほとんど辻先輩が持ってくれてるようなもので、主人公は全然軽かったらしい。
お礼をいうとパートナーなんだからって笑ってくれる。
主人公はドキドキw
その後、床を掃いてると慌てた様子の穣くんが声をかけてきた。

「○○、絆創膏持ってないか?」

怪我!?
何でも銅像を運ぼうとして、奥に彫刻刀があったらしく、手の甲を怪我しちゃったと。
彫刻刀って‥‥あの木削ったりするやつ?
辻先輩は大丈夫だっていうけど、バイ菌が入ったらだめなので保健室に。
するとそこにはもちろん高野先生が。
でもなぜか女の子たちがたむろってる‥‥モテるんだなあwって、そりゃそうかww
女の子たちは辻先輩が来て一層出て行くのを嫌がったが、高野先生にじろりと睨まれてしぶしぶ退散。

「ま、男だしこのくらいで大丈夫だろ」

そう言って、消毒するだけ。
主人公がそれだけ?って顔をすると

「何だ、じゃあ○○が続きをやってやれ」

名字知ってるんだww

「先生、職務放棄ですか?」

「違ぇよ。サービスだろ、どう考えても。どうせ手当てしてもらうなら女子のがいいだろってこと」

えー‥私は高野先生にどう考えても治療してもらいたいですw(*´艸`)(あんたは怪我してない)
結局主人公がやることになり、痛くないですか?と恐る恐る聞くと、顔を覗き込みながら大丈夫だって。
主人公が恥ずかしくて俯くと、頭を撫でられる。
高野先生のドスの聞いた声で突っ込まれた。

「‥‥お前ら、いちゃつくなら他でやれ」

怒った顔も素敵ですw
そこにぎゃー‥直江先輩がキタ-‥
なんでテンションが高い時にくるかな、この人は。
どうやら保健室に入って行くのを見かけたから入ってきたらしい。
お前ら‥そんなことしてる暇があるなら、ちゃんと生徒会の仕事をしろ。
幸人先輩の仕事の量を少しでも減らせ。
じゃないと香那さんから鉄拳が飛ぶぞ。←

「高野先生を味方にでもしようとしてるの?隅っこから行くねぇ~」

高野先生が隅っこだと?
どこからどう見てもドストライクだろうがっ!!(`□´)┘(私情)
葉月先輩は保健室にまで女連れとは大したものですねって。
その嫌味をさらりと受け流す辻先輩にカチンと来たのか、もっとひどい嫌味を言ってきた。

「さすが学校一の女好き。○○さんのことも、おおかたご自慢のやり口で仲間に引き入れたのでしょう?」

むっかぁああぁあ!!!!!!

「辻先輩はそんな人じゃありません」

「‥おや、意外な言葉が出ましたね」

「○○ちゃん‥」

「私の知ってる辻先輩は、もっとまじめな人です。」

「あらら、お熱いねえ」

「あなたも所詮、他の女のように辻くんのいいようにされているだけだ‥少しは骨はあるかと見込んでいましたが、所詮その程度なんですね」
あ、辻先輩の表情が‥;;

「俺のことはともかく‥‥それ以上、○○ちゃんのこと悪く言うのやめてもらえる?」

「はっ‥本当のことを言ったまでです。女一人で実行委員をやっているのも、見かけによらず男遊びをするタイプだからなんじゃないですか?」

その直江先輩の言葉を聞くと、辻先輩は口元に手をやり座ったままじっと直江先輩のことを見据えるように睨んだ。

「あー‥‥もしかしなくとも、地雷踏んじゃったみたいよ、京一?」

葉月先輩がのんきに煽りたてる。
この人もいちいち一言余計だよねえ‥

「‥‥今言ったこと、取り消してもらえる?」

「いやだと言ったら?」

お互いの視線が火花を散らす。
空気がぴりぴりと張り詰めてきた。
そこに弘海ちゃん登場。

「はいはい、そこまで~」

一触即発の雰囲気が一気に壊される。

「あーくだらねぇ‥先出てる。弘海さん、ありがと」

それだけ言い捨てて、辻先輩は保健室から出て行ってしまった。
弘海ちゃんは主人公頭をぽんぽんと叩き、「保健室に行ったきり帰ってこないからどうしたかと思ったわ」ってちらりと直江先輩の方を見る。

「で、うちのクラスの○○ちゃんに何言ったって?」

直江先輩たちはまあいいいでしょうってその場から立ち去った。
勝手に相手のこときめつけて暴言吐いて、まあいいでしょう‥‥って何だそれ。

「それにしても‥‥高野先生!」

「何だ、変人」

「あんたも一応いるなら、止めに入りなさいよね」

っとおお?弘海ちゃんの顔が怒ってる!
遠いからよく見えないけど!!

「なんで俺がガキの喧嘩に首つっこまなきゃいけねえんだよ」

「もう、昔っからそういうとこドライっていうか‥先生になっても無愛想ね、シンちゃんは」

シンちゃん!?

「おい、そこの変態教師。その呼び方はやめろって言っただろ」

しかも頬染めてるしー!!
ちょっドアップ見せてくれ!!!o(≧∀≦)o
でももう準備室に戻るって主人公‥‥空気読んでくれよ‥いや、空気の方が来い。(意味不明)
準備室に戻る途中、辻先輩は待っててくれたみたいで、壁にもたれかかっていた。
さっきのことを謝られるけど、珍しく疲れた表情。

「‥あいつらのいうことなんて気にしないでね」

「辻先輩が怒ってくれたのが嬉しかったので、もう忘れちゃいました!」

高野先生の頬染め立ち絵でそんなの一気に吹き飛んだからもう大丈夫w←
怒ったことナイショにしてと言われたので、内緒にすることに。
えー‥いいと思うんだけどなあw
準備室に戻ると綺麗になってる!

「お前ら、これからも気合い入れてけよ!」

「はい!」

元気よく答えた主人公に、穣がやる気だなって不思議そうな顔。
この主人公は叩かれるともっと頑張れる子のようです。
今日のことで、主人公はGフェスを盛り上げていく気持ちを新たに固めたのだった。