中学受験を頑張るお子様と、それを支える保護者の皆様、おはようございます!
前編では、直前期の「慢心」という心の壁と、わが家のリアルなスケジュールについてお話ししました。いよいよ本番まで残りわずか。ここからは、具体的な合格戦略と、メリハリある生活リズムの整え方に焦点を当てていきましょう。
合格の前提条件!算数で「受験者平均+10点」を目指す
わが子の成績は、チャレンジ校でも第一志望校でも、算数だけは受験者平均か、少し下にいることが多いのが現状です。他の科目でカバーできているからこそB判定が出ていますが、この算数を安定させることが、合格の前提条件であると考えています。
残りの期間で目指す目標は、「受験日までに受験者平均プラス10点」を安定して取れるようになること。
これを実現するために、残りの時間は新規の問題を解くことよりも、以下の戦略に集中します。
- 過去問の徹底分析: 過去に解いた過去問の中で、失点した分野や解き直しで間違えた問題をリストアップします。
- 苦手分野の類似問題集:塾のテキストや市販の類似問題集から、リストアップした苦手分野の問題だけを厳選して解き直します。これにより、特定のパターンの定着を図ります。
- 基礎計算と一行問題の見直し: 焦りからミスが出やすい基礎計算や一行問題を、毎日のルーティンに組み込み、確実に得点源にできるようにします。
「焦る気持ち」を「冷静な分析」に変えることが、この時期の算数攻略の鍵となります。
過去問の「ズル」を防ぎ、実力を把握する工夫
前編でお話しした通り、過去問で暗記系科目の「ズル」が課題になっています。親としては「実力がわからなくなるから不正はダメ」と伝えていますが、真剣に取り組んでいる証拠でもあるため、頭ごなしに怒ることは避けたいものです。
そこで、正確な実力を把握しつつ、子どもの気持ちも守るための工夫を取り入れました。
- 暗記系は「口頭試問」へ移行する: 過去問を解く形式ではなく、親が問題集や過去問の知識部分を読み上げる「口頭試問」の時間を増やします。これにより、カンニングの余地をなくし、かつ短時間で定着度をチェックできます。
- 過去問は「親の目の前」で: 特に算数など、ズルをしにくい科目は、親が別の作業をしていても近くで見守れる場所で解いてもらいます。
- 目標点設定を見直す: 満点を目指すのではなく、「この問題までは正答する」という現実的な目標点を設定し、達成できたら褒めることで、良い点を取りたい気持ちをポジティブな方向に誘導します。
受験直前、生活リズムの微調整と「朝勉」の学び
現在のわが子の就寝時間は24時とやや遅めです。本番に向けて体調を万全にするため、残り1ヶ月で少しずつ就寝時間を早くするように調整中です。目標は12時を超えることなく、安定した睡眠時間を確保することです。
また、以前、朝ごはん中に暗記のクイズを試みたところ、「うっとおしいからやめて」と言われて失敗しました。この経験から学んだのは、子どもが嫌がる「朝勉」は逆効果だということです。
無理に朝型に変えようとせず、夜型のペースを活かしつつ、24時までの勉強効率を上げることに集中します。
スーパー銭湯を「ご褒美」に活かす!メリハリ戦術
休日は、朝から夕方前まで過去問や宿題に取り組んだ後、家族でスーパー銭湯に行くのがわが家の定番です。また、最近では息子と卓球をして遊んでいます。
「もっと勉強時間を増やしたい」という親の思いとは裏腹に、集中力は銭湯に行かない日でも変わりません。これは、無理に長時間集中させても学習効率は上がらないというサインだと受け止めています。
むしろ、スーパー銭湯でリラックスし、親子の会話が増える時間が、直前期の心の栄養になっていると捉え直しました。
- 集中できる時間には集中する(過去問4教科分をやり切る)
- リフレッシュの時間も計画的(あと2回)に取る(スーパー銭湯へ)
このメリハリを大切にし、焦らず「平常心」で、最後の1ヶ月を駆け抜けたいと思います。
受験生の皆様、追い込みは大変ですが、今まで頑張ってきたことは必ず力になっています。体調第一で、乗り切りましょう!心から応援しています!📣
