中学受験を目指す保護者の皆さま、おはようございます!
いよいよ本番が近づき、受験校の最終確認と戦略会議の時期ですね。わが家では、前受け校以外では、「本命校、チャレンジ校、安全校(特待生制度あり)」という3校構成で受験に臨みます。
特にわが家のように、経済的に決して裕福ではない家庭にとって、安全校の「特待生制度」は、単なる滑り止め以上の、大きな魅力となります。
この現実を踏まえ、親の冷静な判断が試される「入金パニック」を避けるため、家族会議で決めておくべき最重要論点に絞ってご紹介します。
📊 3校構成の受験戦略と入金時期の罠
わが家の本番受験校は、以下の通りです。
- 本命校(第一志望)
- 挑戦校(チャレンジ校):合格可能性は低い。通学の現実的な負担あり。
- 安全校(確実校):特待生制度あり。(経済的な負担が大きく軽減される)
最大の問題は、本命校に合格した場合の入金締切が、挑戦校の合格発表より前にあることです。この「入金デッドライン」を前に、感情的な判断をしないための準備が必要です。
🚨 最重要!家族会議で決めておくべき「3つの論点」
合格発表後の数時間、親は極度の緊張状態に置かれます。その場で後悔のない判断をするために、特に以下の3つの論点について、事前に結論を出しておきたいと考えています。
1. 🌟 論点A:本命校 vs 特待生校、「どちらが優先」か?
安全校で特待生を勝ち取れた場合、学費の心配が大きく軽減されるという経済的なメリットは、非常に魅力的です。本命校への「憧れ」と、家計を助ける「現実的な利益」を天秤にかける、最も重要な選択です。
- 会議の目的: 「特待生合格という経済的な柱と、本命校合格という教育的・精神的価値のどちらを優先するか」、その線引きを明確にする。
- 事前決定の例:
- 「特待生制度は家計にとってとても大きな事項であるため、本命校に合格しても、特待生校に進学する」
- 「特待生合格は大きな安心材料。本命校の合格をもって、無条件で本命校の合格を選ぶ」
経済状況を踏まえ、家族会議で「特待生合格」の優先順位を明確に決めることが、後悔のない選択に繋がります。
2. 💰 論点B:本命校合格後の「挑戦校へのスタンスは?」
本命校に合格し、入学金入金の締切が迫っている状況で、まだ挑戦校の合格発表が残っている場合です。
- 会議の目的: 「挑戦校の合格可能性、通学の現実、そして失う入学金の額を天秤にかけ、どの行動を取るか」を決める。
- 事前決定の例:
- 挑戦校に受かったとしても、通学の問題で進学はしないと決めているため、本命校にすぐ入金する。
- 挑戦校の合格可能性が極めて低いこと、そして通学の現実を鑑み、本命校にすぐ入金し、入学金は保険として割り切る。
3. 🚨 論点C:挑戦校も合格した場合の「最終決定権」は誰に?
万が一、挑戦校に合格した場合、最終的に「通学の負担」と「行きたい気持ち」のどちらを優先し、どちらの学校に進学するか、その決定プロセスを決めておきます。
- 会議の目的: 合格という熱狂の中で判断するのではなく、冷静な今のうちに「最終的な判断基準」を明確にする。
🤝 事前の家族会議こそが、最高の安全策
合格の喜びや不合格のショックは、親の判断能力を一時的に低下させます。
この「入金パニック」から家族を守る唯一の方法は、冷静な今、家族会議で全ての論点について合意し、判断基準を固めておくことです。
事前の取り決めが、受験本番後の混乱を防ぐ、最も確実な「滑り止め」となります。皆様も残り期間、体調管理に気を付けて、最後まで頑張りましょう!🌸