現在、我が家では、最低限の学習として「算数1日3問(市販テキスト)」「社会(1問1答、年号、漢字、時事)を毎日」行うことは習慣化できています。

これは基礎固めとして自信につながっていますが、その一方で、「時間がある時に過去問をやりたいのに、最低限だけやっていればいいとダラダラしてしまってできていない」という大きな壁にぶつかっています。保護者の皆さんがよく言われているこの時期は、時間がなさすぎて焦るという気持ち、本当によくわかります。

そこで、この「過去問が進まない」という現状を打破するために、わが家で考えているこれから実行していく対策法を皆様と共有させていただきます。

​1. 過去問を「特別」なものにしない仕組み化戦略

​「過去問」を「気合いを入れて取り組むもの」と位置づけている限り、なかなか日常のルーティンには組み込めません。そこで、過去問を「日常の一部」にするための仕組みを作ります。

​✅ 対策法(1):算数ルーティンとの「連結」

  • 現状: 算数3問が終わった後、「時間があったら過去問」になり、結局やらない。
  • 改善策: 算数3問を「過去問を始めるためのアンカー(錨)」にします。
    • 新ルール:「算数3問が終わったら、必ず過去問の大問一つを解く」
    • ポイント: 「過去問をすべて解く」ではなく、「過去問の一部を解く」を義務化します。これにより、基礎学習の流れを止めずに過去問に移行できます。平日はまとまった時間が取れないので小分けで過去問をやる作戦です。

​✅ 対策法(2):時間配分の「予約」

  • 現状: 過去問の時間を確保できず、焦ってしまう。
  • 改善策: 「過去問専用の予約枠」を設けます。
    • 週末: 土曜の午前中など、まとまった時間(2時間)を「過去問デー」としてカレンダーに書き込み、他の予定を入れないように徹底します。
    • ポイント: 「時間があればやる」ではなく、「この時間は絶対に過去問をやる」と家族で共有し、時間割の最優先事項にします。

​2. 「ダラダラ」を断ち切るための工夫

​過去問を優先したいのにダラダラしてしまうのは、「開始するまでのハードル」と「目の前のタスクの大きさ」が原因です。

​✅ 対策法(3):着手ハードルを下げる「最小単位設定」

  • 現状: 「過去問を開く」という行為すら重く感じてしまう。
  • 改善策: 「最小目標」を設定します。
    • 最小目標: 「今日は、過去問の最初のページをコピーするだけ」「今日は、過去問の算数の大問の最初の小問だけ解く」
    • ポイント: これで「開始」してしまえば、多くの場合「せっかくだからもう少しやろう」という気持ちになります。まずは「始めること」を最優先のゴールにします。

​✅ 対策法(4):時間を意識する「目に見えるタイマー」

  • 現状: 時間に追われているのに、危機感が薄れてダラダラしてしまう。
  • 改善策: デジタルタイマーを導入し、常に目につく場所に置きます。
    • 使い方: 過去問の予約枠(15分や2時間)が来たら、タイマーをゼロからカウントダウンし始めます。残り時間が「目に見える」ことで、集中力を保ちやすくなり、ダラダラを防げます。

​3. 現在の学習を「過去問ドリブン」に変える

​現在しっかり継続できている算数3問と社会の学習を、過去問対策に直結させることで、効率とモチベーションを向上させます。

​✅ 対策法(5):基礎学習を過去問の「復習」にする

  • 現状: 過去問と市販テキストの学習が分離している。
  • 改善策: 過去問の「解き直し」を、普段の基礎学習に組み込みます。
    • 新ルール: 過去問で間違えた分野があったら、翌日の「算数3問」は、その分野の市販テキストから問題を選んで解く。
    • ポイント: 社会も同様に、過去問で出た年号や時事テーマを、翌日の社会の一問一答に加えて復習します。これにより、基礎学習が「過去問のための対策」に変わり、緊張感を持って取り組めるようになります。

保護者の皆様、焦る気持ちはありますが、我が家では、まずは「小さな仕組み」から変えていきたいと思います。これらの対策を実行に移し、少しずつでも過去問に取り組めるようになれば、必ずや大きな力に変わります。

思った通りできない場合は、作戦を練り計画を修正する必要はありますが、、、

皆さん追い込みの時期です。一緒に頑張りましょう!🔥