
入試本番までいよいよ残りわずか。この期間は、「何をやるか」だけでなく「どうやるか」が非常に重要になります。今回は、合否を分けるカギとなる算数と、得点源にしたい理科について、我が家の具体的な追い込み戦略をご紹介します。
Ⅰ. 算数:🔥 「あと3問」を取るための3つの戦略
過去問から現状では回によって違うので一概にいえませんが、合格ラインまで3問足りていません。
算数では、現状の不安定さを打破し、苦手分野の克服と時間短縮による「あと3問」の上乗せを目標とします。
1. 図形・速さの強化!「本番力」養成ドリル
入試問題の半分を占めることもある図形(平面・立体)と、速さの対策は急務です。
- 使用教材: 市販の良書『中学への算数・別冊 必ず解きたい算数100問』
- 目標: 1日最低3問を目標に取り組みます。このテキストは、近年の入試傾向が凝縮された良問集であり、「見たことのない問題」への対応力や、最新の入試傾向を体感するのに最適です。
- ポイント: 答えが出た後も、「なぜこの解法を選んだのか」「他に解き方はないか」を考えることで、入試本番で焦らない本番力を養います。
2. 弱点補強!日曜実戦の「集中見直し」
すでに一度解いている直し問題は、インプットではなく、アウトプットの確認として使います。
- 対象: 日曜実戦や特訓のテスト
- 方法: まとまった時間を取り、一度に2週間分など広範囲を見直します。目的は「本当に定着しているか」の確認です。間違えた問題だけでなく、正解したが解法に迷った問題もピックアップし、即答できるかをチェックします。
3. 底上げの要!典型問題の「瞬殺」化
「全体的に時間が足りない」という課題を克服するために、手を動かす作業時間を減らすことが大切です。
- 検討教材: 『プラスワン問題集』または『合格へのキーポイント』
- 方法: これらの典型問題集から、時間を計って問題を解きます。理想は、問題を見た瞬間に解法が頭の中で完成し、すぐに計算に移れるレベルです。典型問題を1問あたり○分以内と時間制限を設けて繰り返し、無駄な思考時間を徹底的に削ります。
Ⅱ. 理科:🧪 得点源を守り、苦手分野の穴を埋める!
得点源の理科をさらに安定させるために、苦手分野の穴埋めと基礎固めを行います。
1. 物理・化学の知識を磐石に!
得意な物理・化学についても油断は禁物です。
- 対策: 『ゴロ合わせ理科100』などを活用し、単なる暗記で終わらせず、知識を「なぜそうなるのか」という原理と結びつけて復習します。知識の定着度を上げるために、まとめノートを作成することも非常に有効です。
2. 苦手分野(星座・植物)の集中克服!
地学の「星座」と生物の「植物」は、直前期でも挽回が可能です。
対策: 能開センターの図鑑を積極的に活用し、視覚的なイメージと知識を結びつけます。特に「植物」は、写真や図解が多い図鑑を使うことで、暗記になりがちな知識が整理されやすくなります。- 星座: 季節ごとの夜空の図や、星座の成り立ちをストーリーで覚えると記憶に残りやすいです。
- 植物: 構造や分類を図鑑で確認し、自分で書いた簡単なイラスト付きのまとめノートを作ることで、視覚・触覚を使って記憶を定着させます。
この60日間は、新しい知識を入れることと、既存の知識を磨き上げることのバランスが大切です。算数・理科は「理」の科目ですので、解法の理由と原理を理解し、それを素早く使える状態にすることが、最後の追い込みの鍵となります。
次は、【国語・社会編】を作成します!引き続き頑張りましょう!🎌