​中学受験生を持つ保護者の皆様、日々の過去問演習、本当にお疲れ様です!特に本命校の過去問に取り組み始めたこの時期は、成績の波に一喜一憂してしまいがちですよね。


​今回は、「本命校の算数で合格者平均点に届かない」という、多くの方が直面するであろう課題に焦点を当てて、具体的な対策とメンタルセットについてお話しします。


​🚨 現状分析:目標と現実のギャップを埋めるには?


​ご相談内容から、現状を整理してみましょう。



  • 本命校算数(特定回)の目標点: 最低 60%、理想は 67%


  • 息子の得点実績(特定回): 50%

    • ​合格者平均:75%

    • ​受験者平均:60%



  • ギャップ: あと2問〜3問正答すれば、目標の60〜67%に到達可能!
    (※1問あたり5%の配点)


​わずか2〜3問の差。この差を埋めることが、合格への鍵となります。この分析が「わかる問題」と「これは無理だという問題」に分かれているのは、非常に重要な情報です!


​✏️ 対策の方向性:無理な問題より「あと一歩」に注力!


​受験が近づいたこの時期、「わかる問題を確実に取る」戦略と「あと一歩で解ける問題を拾う」戦略が最も有効です。


​1. 🌟 「あと一歩で解ける問題」の徹底攻略(+5〜10%を狙う!)


​お子様の「わかる問題」と「無理な問題」の間に存在する、「解法のヒントがあれば解けたかもしれない」問題や、「計算ミスやケアレスミスで失点した」問題こそが、今、最もテコ入れすべき部分です。




  • 🔍 過去問分析の徹底: 失点した問題の中で、以下の分類をします。

    • ​A:計算ミス、単位のミスなど(ケアレスミス系)

    • ​B:解法は知っているが、本番で引き出せなかった(知識定着系)

    • ​C:誘導に乗れなかった、時間切れになった(応用・時間配分系)

    • ​D:これは習っていない、全く手が出ない(難問・捨てる系)



  • 🎯 重点対策: A・B・Cのタイプをピックアップし、類題や良問を集中して演習しましょう。Dの問題に時間をかけるよりも、A・B・Cの正答率を100%に近づける方が、合格に直結します。


​2. ⏳ 「算数はガッと上がる」を信じて、演習量を確保!


​「算数は戦績が、上がるまで時間がかかるが、上がるときにはガッと上がる」という話は、まさしくその通りです!基礎的な理解が繋がり、問題を見た瞬間に解法が頭の中で組み立てられるようになる瞬間が必ず来ます。


​今は、その「ブレイクスルー」の時を信じて、ひたすら過去問や良問を解き続けることが、最も大切なのです。



  • 過去問演習は「入試本番のシミュレーション」です。時間を測り、集中して取り組むことで、本番での集中力と時間配分の感覚が養われます。


​3. 🎯 実力判定テストと過去問のギャップを埋める


​実力判定テストで点数が取れているのに、本命校の過去問で点が伸びないのは、「志望校の出題形式・傾向とのミスマッチ」が原因です。



  • ​実力判定テスト:基礎・標準的な問題で構成され、幅広い分野から出題される

  • ​本命校過去問:学校独自の癖があり、得意な分野で応用力を問われる


​志望校の過去問で失点した分野を、実力判定テストの復習テキストに戻って確認し、「本命校レベルで問われる応用形」まで引き上げることが強化ポイントです💪。


💡 記事のまとめと保護者のみなさんへ


今回の過去問演習では、合格者平均の75%は非常に高いですが、受験者平均60%の回で50%という成績は、決して絶望的な数字ではありません。あと2〜3問をどう拾い上げるか、という非常に具体的な目標が見えている状態です。


算数は合格への「肝」ですが、焦りは禁物です。「あと少し!」の精神で、子供が最も伸びるA・B・Cタイプの問題を重点的に潰していきましょう。ただ、簡単にあと2〜3問といいますがそれが難しいのですが、、、


親が「大丈夫、あと一歩だよ!」と前向きな声かけをすることで、お子さんのモチベーションは必ず保たれます。一緒に、栄冠を掴み取りましょう!