中学受験に挑戦中の保護者の皆さま、おはようございます!☀️
前編では、5年生からの地道な基礎固めと環境改善で算数への苦手意識を克服し始めたところまでお話ししました。しかし、6年生の夏期特訓で、私たちは中学受験の真の厳しさを突きつけられることになります。
1. 6年夏期特訓:「本番の壁」で算数成績が壊滅
長かった夏期特訓が終わり、志望校判定テストの結果が返ってきました。
教科 | 夏期特訓後のテスト結果(6年夏) |
|---|---|
算数 | 平均点を大きく下回る壊滅的な結果💥。C判定に留まる。 |
その他 | 社会(公民)などは大きく改善✨。 |
順調だった国語・理科・社会に対し、算数はまさかの大ブレーキ。演習では解けていた問題も、本番のプレッシャーや初見の問題への対応力の不足により、力を発揮できませんでした💔。
この夏期特訓の失敗こそが、わが家の算数克服における最大の転機となりました。
2. 「難問に挑む時間」を削り、「典型問題の徹底」に振り切る!
この大敗を受け、私たちは学習戦略を大胆に修正しました。
難問に挑むチャレンジ精神を評価しつつも、まずは確実に取れる点数を積み上げることに集中する戦略です。
目標は、SAPIXでいうA問題や、塾の教材にある「典型問題」を、「見た瞬間に解法がわかる=瞬殺できるレベル」にまで引き上げることでした。
- 徹底的な反復: 塾から出た典型問題の演習プリントを、完璧になるまで何度も何度も繰り返しました。
- 目的: 基礎が盤石になれば、応用問題に直面しても「この問題はあのパターンの組み合わせだ」と見抜く力が身につくと考えたからです。
3. 「やる気スイッチ」の点火と「ジワジワ上昇」の兆し
夏期特訓の大敗から数週間後、息子に「やる気スイッチ」が入り、勉強への取り組み方が一変します。
- 内発的動機: 先生からの言葉などをきっかけに、「スイッチが入っていないと厳しい」という危機感を持ち、自ら進んで机に向かうように。
- 成果: 夏休み前半は進捗が遅かった問題集が、後半にかけて驚異的に加速🚀。
その努力はテスト結果に少しずつ現れ始めます。9月下旬、苦手だった「図形」や「数の性質」などの分野で正答率が上がり、算数の成績が合格点にじわじわと近づいているのが確認できました。
この「ジワジワ上昇」の先に、ついにある日、努力が爆発する瞬間が訪れます。
次回の【連載・後編】では、算数が「覚醒」し、憧れ校が手の届く場所になった瞬間の感動と、入試直前における最終的な学習戦略についてお話しします。
(【後編】へ続く)🎌
