中学受験に挑戦中の保護者の皆さま、おはようございます!☀️
突然ですが、我が家の四教科における成績の推移は、長らく明確な傾向がありました。
4年生の頃から、塾のテストや全国統一小学生テストなどで算数と国語を受けていたのですが、国語のほうがいつも成績は上でした。その後、理科社会と受けるようになったのですが、国語、理科、社会は、回によって上振れすることもたまにあり、好成績のこともあったのですが、算数は低いところまでとはいいませんが、4教科ではいつも一番低い成績でした。
算数は受験においてもっとも差がつきやすい最重要科目。子供の力だけではなんとも成績が上がりそうもなかったので、家族で算数が上がる戦略を立てました。戦略を立てたのは5年生からです。
今回は、その戦略やマインドなど、克服しつつある算数の方法を分析していきます。
1. 算数低迷期:成績グラフが示す「最重要課題」
息子は、算数への苦手意識から、どうしても他の教科に逃げてしまう傾向がありました。特に5年生の模試の成績は、以下のようになっていました。
教科 | 偏差値帯の傾向(5年時) |
|---|---|
算数 | 4教科で常に最低。伸び悩み。 |
国語 | 4教科で常に最高。安定。 |
理科・社会 | 国語に次ぐ成績。回によって上下変動あり。 |
「このままでは志望校に届かない」という危機感から、私たちは「算数を上げるための戦略」を立てることを決意しました。
2. 5年生の戦略:地道な基礎固めと「プラスワン問題集」の導入
まず取り組んだのは、とにかく土台作りです。難しい問題に挑むのはやめて、「基礎の徹底」に集中しました。
わが家が5年生の秋から6年生の5月にかけて取り入れたのは、有名な「算数プラスワン問題集」でした。プラスワン問題集は基礎の問題から少し応用の問題まで取り扱っており、最初はわからない問題もありましたが、繰り返し行いました。
- 習熟度別の進め方: 塾で習った単元に対応する問題を、その日のうちに解くように徹底。
- 「ゆっくりペースで継続」: 焦らず、1日あたりの量を決め、毎日の学習習慣として定着させることを意識しました。
これは地道な作業でしたが、この時期に培った基礎力が、後に難問に取り組む際の「考える体力」を養ってくれたと確信しています。
3. 学習環境の改善:「遊び感覚」で思考を深める
机に向かうのが苦手な息子に対し、私たちは学習環境にも工夫を凝らしました。それが、ホワイトボードの導入です。
- 思考の「見える化」: ホワイトボードに大きく図や計算過程を書くことで、頭の中の思考が整理され、つまずきポイントが明確に。
- アウトプット練習: 親に「先生役」として解説する習慣がつき、「人に教える=真の理解」を促しました👨🏫。
まだこの時点では、劇的に成績が上がったわけではありませんでしたが、算数への苦手意識が薄れ、「嫌いではない」というマインドに変わったのが最大の収穫でした。
次回の【連載・中編】では、6年生の夏期特訓で直面した「本番の壁」と、それを乗り越えるために実行した「典型問題の瞬間理解」への挑戦をお話しします。
(【中編】へ続く)🎌
