おはようございます!中学受験を頑張るお子様と保護者のみなさんお元気でしょうか。


​1月に入ると、いよいよ受験シーズン本番!緊張が高まる中でよく耳にするのが「前受け」という言葉です。


​「本命校の前に受験すべき?」「どんな学校を選べばいいの?」と、疑問をお持ちの保護者の方も多いのではないでしょうか。


この記事では、中学受験の「前受け」について、その目的から具体的な活用法、親御さんがすべき準備までを記載しています。


​🏫 そもそも「前受け」とは?試験会場のリアル🏢


​「前受け」とは、居住地での本格的な入試が始まる前に、試験日が早い学校の入試を受けることを指します。


​近年、前受け校の多くは、地方の私立学校などが、受験生が集まりやすい東京や大阪などの大都市圏のオフィスビルや貸会議室に「サテライト会場」を設けて入試を実施しています。



  • 地方校でも遠くまで行かなくて済む:わざわざ遠方まで移動しなくても、身近な都市部の会場で受験できるため、受験生の負担が軽減されています。


​この前受けには、次の3つの重要な目的があります。



  1. 本番のシミュレーション普段慣れないオフィスビルなどの会場での試験という独特の雰囲気を体験し、時間配分、緊張感などを乗り越える本命入試の予行演習とします。

  2. 精神的な保険:「合格」を一つ手に入れることで、お子様や親御さんが安心感と自信を持って、よりプレッシャーの大きい本命校に挑むことができるようになります。

  3. 弱点把握と最後の調整:前受けの結果は、本命入試までの残り期間で最後の弱点対策を行うための貴重なデータとなります。

私の家も一校受験を行う予定です。
持ち偏差値△5の学校を受験し、本番の緊張感を実感させようと思います。

​🌟 前受けをするメリットと注意点


​前受けは、戦略的に活用することで本命合格に大きく貢献しますが、注意点も理解しておきましょう。


​前受けのメリット


​前受けの最大のメリットは、本命入試への「慣れ」と「自信」を得られることです。入試独特のピリピリした会場の雰囲気を事前に経験しておくことで、本命校では平常心で臨めるようになります。特に、都市部のオフィスビルなど普段学校ではない場所で受験すること自体が、良い緊張感の練習になります。また、「合格」を一つ手に入れることで、「私は合格できるんだ」という確かな自信がつき、本番の集中力を高める心の支えとなります。


​前受けの注意点(デメリット)


​前受けには、受験料に加え、会場までの交通費や移動時間など、経済的・時間的な負担がかかります。また、最も注意すべき点は、メンタル面への影響です。もし、前受け校で不本意な結果(不合格)が出てしまった場合、本命入試の直前に精神的なダメージを負ってしまうリスクがあることを、親御さんは理解しておく必要があります。結果がどうであれ、すぐに気持ちを切り替えるサポートが不可欠です。


​💡 親が知っておくべき「前受け校」の選び方と準備


​前受けを最大限に活かすためには、学校選びと入念な準備が欠かせません。


​1. 前受け校の選び方


​前受け校は、お子様が無理なく合格できる学校を選ぶのが鉄則です。あくまで「練習」と「自信」を得るための受験ですから、本命校と同じレベルの難しい学校は避けましょう。複数校受けるのであれば実力以上の学校を受けて落ちる経験をすることで気を引き締めるやり方もあります。

また、可能であれば、本命校と似た形式(科目、時間配分)の学校を選ぶと、練習効果がより高まります。スケジュールは、本命入試の1週間前までには終え、直前の総仕上げ期間を確保できることを確認しましょう。


​2. 親御さんの具体的な準備



  • 会場までのシミュレーション:オフィスビル会場は普段慣れない場所です。交通手段や、会場までのルート、かかる時間を正確に計算し、当日の移動トラブルがないように入念に準備しておきましょう。

  • 体調管理を徹底:何よりも健康が第一です。睡眠時間を削ることは絶対に避け、規則正しい生活リズムをキープ!防寒対策や、緊張で食欲が落ちた時のための軽食の準備も大切です。

  • 結果への声かけ:結果がどうであれ、「よく頑張ったね」と過程を褒めてあげることが大切です。特に不合格だった場合は、それが本命ではないことに感謝し、すぐに気持ちを切り替えて本命に集中できるよう、親が落ち着いてサポートしてあげてください。


​前受けは、本命校に最高のコンディションで挑むための重要な「合格戦略」の一つです。試験会場の特性も理解し、親御さんが適切な準備とサポートを行うことで、お子様は自信を持って受験を乗り切ることができるでしょう!🌸