
えー、皆さま、どうぞお楽になさって、お耳を拝借願います。
うちの子、天才かもしれねぇ! 👏
えー、皆様、お立ち会い。
お子さんをお持ちのご両親なら、きっと一度や二度は、心の中でこう思ったことがあるはずでございます。
「うちの子、天才かもしれねぇ!」🤔✨
ええ、ええ。最初はただただ、無事に生まれてくれれば、それでいい。どっちに似るかなぁ、元気な子に育ってくれればなぁ。夫婦でそう言い合っていたもんでございます。🍼👪
それがどうでしょう。
この子、生後三ヶ月で「あー」だの「うー」だの、もうハッキリと喋りだしたんじゃないか。ああ、これはもしや、将来の落語家か。噺家として、親父は鼻が高いねぇ!👃
積み木を積ませりゃあ、もう天高く積み上げて、崩れねぇ。ああ、これは建築家だ。📐
この絵は、良く見ればちゃんと人間の形になっている。大物のアーティストになるのでは🎨
英語の歌を歌わせりゃあ、もうネイティブも顔負けの発音ときた。ああ、こりゃグローバルな人材になるに違いねぇ。🌍
もう、どこかにうちの子の凄いところはないかと、毎日目を皿のようにして探すのでございます。そう、まるで宝探しのように。🕵️
ところがどうでしょう。
幼稚園に入って集団行動になり、他の子と比べてしまう。あの子はかけっこが速い、この子は絵が上手い。すると、だんだん「あれ?」と思うようになってくる。🏃🎨
それでも親は負けちゃいねぇ。
「いやいや、うちの子は感受性が豊かなんだ。繊細なんだよ…」
「身長が他の子よりちょっと高い。ああ、これはきっと、将来大物になる証拠に違いない!」
そう、無理やり良いところを絞り出すのでございます。😅
小学校に上がると、今度は「お勉強」でございます。✏️通信簿を穴が空くほど見つめ、一喜一憂する。どうしてうちの子は、この科目が今一つなんだろう。どうして、この字はこんなに汚ねぇんだ…と。
それでもお宝探しは、まだ続く
「うちの子はサッカーが上手くでレギュラーだ」
「ピアノが上手に引ける」
でも上には上がいると薄々感じてしまいます。
最終的には、皆さん同じことをおっしゃっている。
そう、初めてこの子を胸に抱いた、あの日の気持ち。
「健康で元気に育ってくれれば、それでいい」 🙏
さて、皆様。このお話、お心当たりはございませんか?
いかがでしたでしょうか。
お子さんの成長を一番近くで見ているからこそ、つい期待も大きくなってしまう。
でも、最後はやはり「健康」が一番。
このお話が、少しでも肩の荷を下ろすきっかけになれば幸いです。