気分がボロボロに落ちた一日
レジ打ちの仕事が好き
というより
お客様一人ひとりと
「 時 間 」を
同じ分だけ差し出し合う
その感じが好き
私の時間も 相手の時間も
本当は同じ重さのはずなのに
なぜか毎回
有意義だったと思える時間のほうがはるかに多く返ってくる
そんな仕事場なのに
今日は言葉にできない
切なさがあって
いつもの私に戻れなかった
常連のおばちゃんが言った
「 今日は あなたの声が
店内で聞こえないから
いないのかと思ってた
顔が見れてよかった
どうしたの?
いつもなら
あなたの声だけで
元気も
癒しも
もらえるのに 」
「 私だって
そういう時ありますよ 」
そう笑って返して話は終わった
でも
存在感の薄い私が
誰かの時間の中では主役になっている
だから私は
へこたれても
ムカムカしていても
立って 笑ってきた
つまり私は
甘えられないまま
“ 役 者 ”
として立ち続けてきた
でも今回は
その役を一度
自分の中に降ろしてみた
私は 落ち込んでいる
だから今日は
身体全部で
素直に落ち込みたい
けれど
24時間戦うことを
学んできた私には
それが
まだ少し難しい
ソフィアの一言
立って
微笑む日が
あってもいい
今日は
座って
ため息をつく
そんな
私も
ちゃんと生きている