お客様の声が先だった朝

わたしは

ヒーラーだった

今日の朝


私の

「おはようございます」

よりも先に


お客様がにっこりと

あたたかく声をかけてくれました


「おはようございます」


その一言が

まるで風のように

すっと胸の奥に吹き込んできたんです


ただの挨拶なのに


なぜか心がふわっとゆるんで

じんわりとあたたかくなって


それはきっと

その声に


「 気持ち 」


が乗っていたから



目の前の私を見て

笑顔で言ってくれたから


私はいつも自分から先に

笑顔で挨拶

を心がけています


でも今日は 

お客様からの私は二番手でしたが


しかもそれが

まるで “ 祝福 ” みたいだったのです


「 あなたがここにいることが

気持ちいいんだよ 」


そんなメッセージを

お客様からの言葉の奥に感じました


まだ私は “ヒーラーです ”

と名乗っているわけではないけれど


こうして


誰かの心がゆるんだり

優しい空気

を生むことができたのなら


それだけで 今日の私は

“ ヒーラーだった ” と思えます


セッションじゃなくても

技術がなくても

人と人のあいだに

あたたかな風が吹いた瞬間


その風のなかに

ちゃんと “ 私”がいたから


あたりまえみたいな朝に

ふとした挨拶のなかに


私は

大切なことを

教えてもらった気がします


ありがとう


今日の「 おはようございます 」

また明日も風のように

やさしい自分で

いられますように




どんなに

小さな出来事でも


心が

ふっとゆるむ瞬間は


ちゃんと“光”になる


わたしは今日

誰かの優しさを受け取れる

自分でいられたことが


とってもうれしかった