「どうしてだろう?ソフィアさんには、つい何でも話したくなるのよね」
お客様 や 一緒に働く仲間から
何度もそう言われてきました
そのたびに私は
心のどこかで不思議に思っていたのです
特別なことはしていない
大きな肩書きもない
たた 日々
「 いらっしゃいませ 』 と 「 ありがとうございます 」
を心を込めて言っているだけ
だけど ある日ふと気づいたのです
私は言葉を届けていたんだ と
ただの挨拶じゃなく
「ここにいていいよ」
「今日もあなたを見ているよ」
そんな想いを
声に乗せて届けていた
時に レジ越しの何気ない
会話の中に 誰かの痛みがふとこぼれる瞬間があります
そのとき私はヒーラーの目になる
除霊でもヒーリングでも
一瞬の見極めがすべて
この方はただ聞いてほしいのか
それとも癒しが必要なのか
言葉を選ぶその一瞬が
私の学びの場
まるで見えない“宙のかけら”を手のひらに乗せて そっと渡すように
「大丈夫だよ」
「よく来たね」
「よくがんばったね」
そんな一言が
帰り際の表情をほっとほどく瞬間
心がふわっと
ほどけていくのを見たとき
私は思うのです
ああ 私ったら やるね
この仕事はレジ打ちだけど
私にとっては心を受け取るセッションでもある
だから今 ようやく思えるんです
これが私なんだって
恥ずかしさも
自信のなさも全部連れて
それでも今の私が“私”であることを誇りたい。
私は
宙のかけら
誰かの心にふわりと届く
やわらかな光でありたい