春です。
もうすぐ熊さんも冬眠から目覚めることでしょう。
そういう時期ですので、熊さんとバトンタッチということで、
私が冬眠にはいろうと思います。
期間は1年間。
ちょい寝すぎですが。
1年後、春になって目覚めたらブログを再開するかもしれません。
映画、本の感想。あとは日々のぼやき。。。
春です。
もうすぐ熊さんも冬眠から目覚めることでしょう。
そういう時期ですので、熊さんとバトンタッチということで、
私が冬眠にはいろうと思います。
期間は1年間。
ちょい寝すぎですが。
1年後、春になって目覚めたらブログを再開するかもしれません。
『クジラの島の少女』
内容
クジラ乗りの先祖をもち、代々男を長としてきたマオリ一族に、
初めての娘・カフがさずけられた。
しかし、跡継ぎを切望していた長である祖父はカフを受け入れられない。
そんなとき、クジラの異常な大群が浜に押し寄せ…。
出演: ケイシャ・キャッスル=ヒューズ
監督: ニキ・カーロ
感想
『風の谷のナウシカ』っぽいという感想がいくつかあったので、
気になっていました。
主人公は族長の娘。鯨との共鳴。自然との共存。
確かに言われれば、似ている部分もあるなと思いました。
女性だから一族の長になれないというのは、
時代遅れで、女性差別です。
しかしながら、伝統や信仰というのは、そう簡単に変わりません。
伝統は守っていかないといけないですし、信じている人にとっては、
女性が長になることは罰あたりになります。
罰があたって一族が滅びでもしたら怖いじゃないですか。
それを時代遅れといって、馬鹿にすることはできません。
長であるカフの祖父は、決してカフを嫌っているわけではないんです。
毎日、カフの送り迎えを自転車でしています。2人乗りってやつです。
ただ伝統に関することになると、カフに冷たくなります。
とても伝統を大切にするし、信仰が厚いので。
カフはそのことに苦しみます。
しかし、祖父も族長として一族を守っていかないといけないので、
苦悩しているのです。
ここで、「カフの父親はどうなっているの?」と思うかもしれません。
カフ父は現代的な感覚の持ち主なので、祖父と仲が悪いんです。
カフが生まれた時に、失望感をあらわにしたカフ爺が許せなくて、
ヨーロッパに行き、芸術家をしています。
ちなみに母はカフを生んだ時に死にました。
ここらへんの家族問題というのも、観ていていろいろ考えさせられます。
カフが祖父に認めてもらおうと頑張る姿は健気です。
そしてカフが運命を切り開くシーンは神秘的に描かれていて、感動します。
あまり音楽を使わず素朴な演出ですが、映像が美しく癒されました。
素敵な映画でした。
『あん』 / ドリアン助川 (著)
内容
線路沿いから一本路地を抜けたところにある小さなどら焼き店。
千太郎が日がな一日鉄板に向かう店先に、
バイトの求人をみてやってきたのは
70歳を過ぎた手の不自由な女性・吉井徳江だった。
徳江のつくる「あん」の旨さに舌をまく千太郎は、
彼女を雇い、店は繁盛しはじめるのだが…。
偏見のなかに人生を閉じ込められた徳江、生きる気力を失いかけていた千太郎。
ふたりはそれぞれに新しい人生に向かって歩きはじめる―。
生命の不思議な美しさに息をのむラストシーン。
いつまでも胸を去らない魂の物語。
(「BOOK」データベースより)
感想
若い方はドリアン助川を知らないと思います。
彼が結成した「叫ぶ詩人の会」も何ソレ?だと思います。
彼がパーソナリティをしていた深夜ラジオで、
『ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!』というのがあって、
これが凄く人気あったんです。社会現象ぎみに。
ドリアン助川がリスナーからの電話相談にのるという内容でした。
電話相談者は若者で、けっこうヘビーな内容の相談もありました。
「恋人が重い心臓病」「幼い頃に輪姦され人間不信に」「売春がやめられない」
そんなヘビーな悩みにドリアン助川が真摯にむきあうのです。
白血病の少女からの電話相談もあり、この少女はその後、何度も登場しました。
彼女とのやり取りが話題になり、さらに番組は人気をはくしました。
彼女が亡くなったとラジオで告げられた時、多くのリスナーが涙したと思います。
そんなドリアン助川の名前を最近は聞くこともなく忘れてたんですが、
小説を出したということを知ったので、読んでみました。
読んだ感想としては、すごく良かったです。
「叫ぶ詩人の会」のイメージが強かったので、激しい小説かと思ったら、
とても優しい小説でした。
ハンセン病を扱っているので、シリアスな部分もありますが、
全体的に重い雰囲気にはなっていないので、読みやすいと思います。
この小説では、「生まれてきた意味」について、ハンセン病患者だった徳江が、
自分なりの答えを出しています。
その部分読んで、すごくいいなと思いました。
自分の存在価値みたいなのに悩んでいる人は読んでみたら、
少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
この本を読んで救われたって人もいるかも。
ラストも美しく、胸にグッときました。