胸が痛くなりました。

もちろん全部がわたしのせいじゃない。

佐藤さん自身の心の問題もある。

過去のこともある。

今の生活もある。

わたしには分からない苦しさもある。


だから

「わたしがもっと気づいていれば」

と簡単に自分を責めることも違うと思う。

それでも恋人だったわたしにできたことは、何かあったんじゃないか。

そんな思いは消えませんでした。


そして同時にもう一つ、心の中に引っかかっていたことがありました。

佐藤さんは最後に「ななさんには幸せになってほしい」と言った。


あの言葉、わたしはまだ素直に受け取ることができませんでした。

「幸せになってほしいなら……」

スマホの画面を見つめながら、呟きました。

「佐藤さんと一緒に幸せになりたかったよ」

涙が画面に落ちました。


わたしが欲しかったのは、誰か別の人と幸せになることじゃない。

佐藤さんと一緒に、幸せになりたかった。

一緒にご飯を食べて。

一緒に笑って。

これからのことを話して。

そして、いつか家族になれたらと思っていた。

その未来が、昨日一度に消えてしまったような気がしました。


次回へ続きます。




 

 ↑こちらのスキントーンインナーはかなり重宝しそう🍀