息子にまた何かあったんじゃないか。
また一人で抱えているんじゃないか。
そう思ったら、いてもたってもいられなかったのかもしれない。

そして今になってようやく、点と点が繋がった気がしました。
佐藤さんが時々見せる、少しだけ疲れたような表情。
「大丈夫」と言いながら、どこか無理をしているように見えたこと。
わたしが心配すると、逆にわたしのことを気遣ってくれたこと。

そして今回、突然LINEが未読になり、丸一日以上連絡が取れなくなったこと。
もしかしたら佐藤さん自身も、自分が限界に近づいていることに気付かないまま、無理を重ねていたのかもしれない。

だからこそ
「今まで、いい彼氏をやろうとして無理してた」
という言葉が、急に重く感じられました。


佐藤さんは、わたしに嫌われたくなかった。

幻滅されたくなかった。
だから、強い自分を見せようとしていた。
でも本当は強くなんてなかったのかもしれない。
いや

強くなくてもいいと思える場所が、必要だったのかもしれません。

次回へ続きます。