心臓がドクンと鳴りました。
「……送っちゃった」
これでいい。
もう待つだけ。
そう思ってスマホをテーブルへ置きます。

ところが、それからわずか数分。
ヴヴッ。
「……え?」
スマホが震えました。
一瞬、体が固まりました。
まさか。

慌てて画面を見ると――。
佐藤さんからでした。
「……嘘」
昨日からずっと待っていた名前。
何度見ても届かなかった名前。
その名前が、画面に表示されています。

手が震えました。
怖い。
でも、知りたい。
何があったのか。
なぜ連絡が取れなかったのか。
震える指でトーク画面を開きます。
そこには――。

『ごめん』
たった三文字。
それだけが届いていました。
「……何があったの?」
胸の鼓動が、急に速くなりました。

そして、その直後。
もう一通、佐藤さんからLINEが届いたのです。

『連絡できなかった理由、ちゃんと話す』
その文字を見つめながら、わたしは息を呑みました。
いったい、何があったの。
昨日からずっと抱えていた不安が、一気に現実味を帯びていくのを感じました。

次回へ続きます。