帰宅してからも、お姉さんのお家で過ごした時間が何度も頭の中によみがえっていました。


海斗君と唯ちゃんの笑顔。

みんなで見たアルバム。

家族写真。

そして、お姉さんの

「素敵なお父さんとお母さんになるんだろうね」

という何気ない一言。

思い出すたびに胸が温かくなって、そのあと少しだけ切なくなる。

そんな不思議な気持ちを何度も繰り返していました。


検査できる日まで、あと数日。

カレンダーを見るたびに

「まだかぁ」

とため息をついてしまいます。

一日って、こんなに長かったかな。

以前は気にもしていなかった数日が、今は一週間にも一か月にも感じるんです。


朝起きると、まず体調を確認する。

「今日は何か変わったかな」

そんなことを考えながら目を覚ますのが、すっかり日課になっていました。


少し眠気があるだけで

「もしかして?」

と思う。


でも、そのあと普通に元気に動けると

「やっぱり気のせいかな」

と苦笑い。


お腹が少し張っている気がすると期待して。

数時間後には

「生理前でも同じだよね」

と自分に言い聞かせる。


期待しては落ち着かせて。

また期待して。

その繰り返しでした。


仕事中も、ふと気を抜くと考えてしまいます。

「今頃どうなっているのかな」

もし小さな命が、お腹の中で頑張ってくれていたら。

そう想像すると、思わずお腹にそっと手を当てたくなりました。


もちろん、まだ何も分かりません。

だからこそ、考えすぎないようにしよう。

そう思えば思うほど、逆に考えてしまうんです。



次回へ続きます。




 

 



 

 



 

 



 ⬇キティちゃんもハンカチもかわいいっ