少しだけ胸がいっぱいになりながらも、お姉さんたちとの楽しい時間は続いていました。


子どもたちは相変わらず元気いっぱい。

海斗君はミニカーを走らせ、唯ちゃんはお気に入りの人形を抱っこしながら、リビングの中を楽しそうに歩き回っています。


そんな様子を、お義兄さんがスマホを取り出しながら言いました。

「せっかくだし、みんなで写真でも撮ろうか」

その一言に、子どもたちは大喜び。

「撮るー!」

「わーい!」

お姉さんも笑顔で立ち上がります。

「いいね!なかなか全員そろうこともないし」

そう言いながら、みんなが自然とリビングの壁際へ集まり始めました。

わたしはその様子を見ながら、少し離れた場所に立っていたんです。

みんな家族でわたしだけ違う…。


その時でした。

「ななさん、こっちこっち!」

お姉さんがそう言って、大きく手招きしてくれました。


「はい」みんなのところへ向かいます。

「ななさんは貴将の隣ね」

お姉さんが何の迷いもなく場所を決めました。

わたしは言われるまま、貴将さんの隣へ立ちます。


右には貴将さん。

左には唯ちゃん。

その隣には海斗君を抱っこしたお義兄さん。

そして、お姉さん。

ふと全員の並びを見ると、本当に自然な並びでした。

まるで、ずっと前からここにいたみたいに。


次回へ続く。