一時間近く経った頃でした。
ようやくスマホが震えたんです。
思わず慌てて画面を開きました。
「ごめん💦
今日は仕事が終わらなくて、今やっと会社を出たよ」
その一文を見た瞬間。
全身の力が抜けました。
続けてメッセージが届きます。
「ななさんを心配させちゃったかな
連絡遅くなって本当にごめん」
わたしは思わず笑ってしまいました。
一人で色々考えて。
勝手に不安になって。
勝手に落ち込んで。
結局、ただ仕事が忙しかっただけ。
本当にわたしらしいなと思いました。
わたしはすぐに返信します。
「お仕事お疲れさま😊
事故とか体調悪いとかじゃなくて良かった」
送信すると、すぐに返事が届きました。
「ありがとう😊
今日は残業でヘトヘトだけど、ななさんからLINE来たら疲れが少し飛んだ」
その言葉を読んで、また胸が温かくなりました。
昨日と何も変わっていない。
むしろ昨日より、もっと近くに感じる。
わたしはスマホを握りながら、小さく笑いました。
お互い敬語は取れたのに、呼び合うのは、さん付けっていうのがわたし達らしいな。
今度佐藤さんに会った時に、さん付けじゃない呼び方の提案をしてみようかな、と思いました。
恋愛って、幸せなのに不安になることもある。
でも、その不安を一つずつ消してくれる人が隣にいることが、何より幸せなんだと改めて思えた出来事でした。
次回へ続きます。
今回も読んでくれてありがとうございます。