送信してから数秒。
すぐに既読が付きました。
でも返信は来ません。
あれ、いつもならすぐ返ってくるのに。
もしかして重いと思われたかな。
聞かない方が良かったかな。
そんな不安が一気に押し寄せてきます。
スマホを見つめていると、ようやく画面が光りました。
『もちろんです😊
なんでも聞いてください』
その一言を見ただけで、少し肩の力が抜けました。
わたしはもう一度深呼吸をして、勇気を振り絞ります。
『実は久しぶりにマッチングアプリを開いたんです
佐藤さんのことを見たら、退会じゃなくて休会中になっていて⋯』
そこまで書いて、一度指が止まりました。
やっぱりやめようかな。
でも、ここまで書いたなら最後まで伝えよう。
そう思って続けます。
『責めたいわけじゃないんです
わたしも退会していないので、人のことは言えません
でも少しだけ不安になってしまって⋯
ごめんなさい』
送信した瞬間、胸がギュッとなりました。
こんなことを聞いて。嫌われたらどうしよう。
面倒くさいと思われたらどうしよう。
スマホを伏せようとした、その時でした。
すぐに返信が届いたんです。
『聞いてくれてありがとうございます😊』
その一文に、まず驚きました。
責められるどころか、お礼を言われたんです。
さらに続きます。
『実は僕、退会しようと思っていたんです
でも退会すると、ななさんとのやり取りまで全部消えてしまうのが嫌で、今までのやり取りは大切な思い出なので残したかったんです
だからいつでも見返せるように一旦休会にしていました』
今回も読んでくれてありがとうございます。
次回へ続きます。
佐藤さんとのお話、妊活は続きますので、読み逃しがないようにフォローして頂けると嬉しいです。