わたしは震える手で返信しました。
『どういう意味ですか?』
送信した瞬間、胸が締め付けられました。
数秒後。
すぐに返信が届きます。
『電話できますか?』
その文字を見た瞬間、息をのみました。
電話。
怒鳴られるかもしれない。
責められるかもしれない。
でも、このまま終われる気もしませんでした。
わたしは震える指で通話ボタンを押したんです。「……もしもし」
自分でも分かるくらい声が震えていました。
すると受話器の向こうから、小さな声が聞こえます。
「お久しぶりです」
「香織です」
思っていたより落ち着いた声でした。
怒っている感じではありません。
泣いている感じでもありません。
その静かな声が逆に怖かったんです。
少し沈黙が流れたあと、香織さんが口を開きました。
「まず謝らせてください」
え……?思わず固まりました。
謝る?
どうして?
わたしは責められる覚悟をしていたんです。
でも香織さんは続けました。
「突然連絡してごめんなさい」
「でも、どうしても確認したくて……」
そして次の言葉で、頭が真っ白になりました。
次回へ続きます。
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