『MRIの結果聞く日だから少し緊張してる』
そう送ると、しばらくして返信が来ました。
『大丈夫だよ』
その文字を見た瞬間、なぜか少しだけ涙が出そうになりました。
裕太は続けます。
『いつも大丈夫だったじゃん』
『今回も大丈夫』
『なな、毎回同じこと言ってる』
思わず笑いました。
確かにそうなんです。
毎回緊張して、毎回怖がって、毎回結果を聞いて安心する。
その繰り返しでした。
『でも怖いんだよ』
そう送ると
『分かる』
と返ってきます。
そして続けて
『終わったら連絡して』
『待ってるから』
その文字を見た瞬間、胸の奥がじんわり温かくなりました。
付き合っていた頃と同じでした。
不安な時。
苦しい時。
裕太はこうやって包んでくれたんです。
だから忘れられなかった。
だから今でも苦しいんだと思いました。
しばらく沈黙が続きます。
そして、裕太からまたメッセージが届きました。『なな』『今、会いたい』
心臓が大きく鳴りました。
わたしはスマホを握りしめます。
時計を見ると、もう夜遅い時間です。
普通なら断るべきでした。絶対に。
でも画面を見つめながら思ってしまったんです。
わたしも会いたい。
次回へ続きます。