スクロールする指が止まりました。
妊活の話をしていた時のやり取りでした。
『赤ちゃん出来たら嬉しいね』
『絶対可愛いと思う』
『家族増えたらもっと楽しくなるね』
そんな言葉が並んでいました。
思わずスマホを閉じます。
見ていられませんでした。
だって今となっては、その未来はもう存在しないからです。
香織さんのお腹には赤ちゃんが居る。
裕太との未来は、もうわたしのものじゃない。
頭では分かっています。
分かっているのに。
心はなかなか追い付いてくれませんでした。
わたしは何を聞きたいんだろう。
謝ってほしいのか。
説明してほしいのか。
それとも、まだ好きなのか。
自分でも分かりませんでした。
ただ一つだけ確かなことがあります。
会えば何かが終わる。
良い意味なのか。
悪い意味なのか。
それは分かりません。
でも、きっと今のままじゃ前へ進めない。
だから会うことにしたんです。
そして約束の日。
わたしは裕太との待ち合わせ場所へ向かいました。
次回へ続きます。
気持ちが落ち着かない日は温かいルイボスティーを飲むことが増えました☕️𓂃◌𓈒𓐍