沈黙。
誰も動きません。
すると、美咲さんが小さく笑いました。
「やっと分かりました」全員が美咲さんを見ます。「私達」
そう言ってわたし達を見渡しました。
「ライバルじゃなかったんですね」
真由さんが顔を上げます。
香織さんも見ています。
美咲さんは苦笑いしました。
「みんな被害者だった」
その言葉に、誰も反論できませんでした。
そして
今まで黙っていた裕太が、初めてわたし達を見たんです。
わたし。
真由さん。
美咲さん。
香織さん。
順番に。
そして、震える声で言いました。
「ごめん」
でも、その謝罪はあまりにも軽すぎて遅すぎました。
次回へ続きます。