「まだ確認していない女性がいるなら、今ここで全部連絡先を出しなさい」
部屋が静まり返りました。
裕太は動きません。
母親は息子を見ています。
真由さんも。
美咲さんも。
香織さんも。
全員の視線が裕太に集まっていました。
しばらくして、裕太が小さく笑ったんです。
わたしはゾッとしました。
こんな状況で笑うなんて思わなかったからです。
「もういいよ」
裕太はそう言いました。
誰も意味が分かりません。
母親が眉をひそめます。
「何が?」
裕太は俯いたまま言いました。
「もうどうでもいい」
部屋の空気が変わります。
真由さんが立ち上がりました。
「どうでもいい?」
今までで一番低い声でした。
裕太は顔を上げません。
「だって何を言っても終わりでしょ」
その言葉に美咲さんが笑いました。
でも全然楽しそうじゃありません。
「終わらせたのは自分ですよね」
裕太は何も言いません。
すると香織さんが静かに聞きました。
「私のお腹の子もどうでもいいの?」
次回へ続きます。
妊活中なので葉酸サプリ飲んでます。
ビタミンDも大事らしいです。
排卵日予測もしっかりと。