すると、 女性が困った顔をしました。 

「え……?」

状況が分かっていないんです。

当然でした。 

わたし達は何も説明していません。 


女性は裕太を見ます。 

「どういうこと?」 

裕太は答えません。
いや。
答えられないんだと思いました。

その時でした。
母親が静かに聞いたんです。
「あなた、お名前は?」
女性は少し戸惑いながら答えました。
「香織です」
そして続けます。
「裕太さんとお付き合いしています」
また沈黙が流れました。
でも
次の言葉は予想外でした。

「……していました、かな」
香織さんはそう言って苦笑いしました。

わたし達は顔を上げます。
していました?
過去形?

真由さんが反応しました。
「どういう意味ですか?」
香織さんは少しだけ驚いた顔をしました。


次回へ続きます。




 こんな時はお風呂に入って癒されたい!

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